お鍋でお米を炊くときの秘訣
小豆島の漁師さんのユーチューブ動画で、海水でご飯を炊いているのを見て、昔実際に自分でもアウトドアで試してみました。
薪を拾ってきて火を起こし、鍋に米と海水を入れて炊いたのですが、見事失敗しました。
火力が弱すぎて、お湯がなかなか沸騰せず時間がかかり、その間に海水の水分が飛んでいたようで、とんでもなくしょっぱいご飯になってしまいました。
さて、そんな失敗を経ながらも、どうしたらお鍋で美味しくお米がたけるのか?という検証を繰り返してきました。
もちろん、鍋でお米を炊く理由は、アウトドアで美味しいお米を食べたいのと、停電の時でも美味しいお米を食べたいからです。
お米は種類によって、炊くときの水分量が若干異なります。
例えば、魚沼産のコシヒカリでちょうどよい水分量でも、つや姫だと若干水の量を増やすみたいなこともあります。
また、料理の種類によっては、硬めに炊きたい場合や逆に柔らかめに炊きたい場合など条件が異なってくる場合があります。
なので、毎回米を炊くたびに、肌感覚で水分量を決めています。
さて、そんな中、とても重要な発見をしました。
それは、お鍋の「蓋の重さ」です。
蓋が重ければ重いほど、お米が美味しく炊けるという法則です。
つまり、蓋が重ければお鍋内部に圧力がかかり、お米の芯までしっかり火が通るということです。
お鍋でお米を炊く場合によくある失敗が、芯が残る、逆にお米がべちゃべちゃになってしまう、そして鍋の底が焦げてしまうなどがあります。
ちなみに鍋の底が焦げる場合は、火力が強すぎるのが原因です。
上手くお米が炊けない原因は、水分量や火力の問題もありますが、それ以上に蓋が軽いために上手く炊けないのです。
圧力鍋や炊飯器で美味しくご飯が炊けるのは、お鍋内部に圧力がかかっているからなんです。
ちなみに、先日購入したダッチオーブンで米を炊いてみましたが、ダッチオーブンは蓋が重いので上手く炊けました。
とは言っても、ダッチオーブンはかなり重いので、バーベキュー程度なら良いですが、キャンプとなると持っていくのには躊躇してしまいます。
では、キャンプ用の軽い蓋のクッカーでお米を美味しく炊くためにはどうすればよいのでしょうか?
そうです。
自然の中にあるものを使います。
これでダッチオーブンの蓋よりも重くなりました。