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私の母は「出来合いのおかず」を買わない人。 3人兄弟の末っ子である私が中学に入ってからは、フルタイムのパートを始めて、時間にも体力にも余裕はなかったはずなのに、日々のごはんに「お惣菜」が出てくることはほとんどありませんでした。 思い返せば、地味ごはんの日も多かったけれど、ちゃんと「母の手」が感じられる食卓だった。 体調が悪くても毎食欠かさずごはんを用意してくれたし、みんなのお弁当のために朝から天ぷらも揚げてた。 (お弁当に入らなかった天ぷらは朝ごはんとして登場したりもする。