難民
東京都の調査によれば、都内のネットカフェを家代わりにしているいわゆるネットカフェ難民が3000人いるそうだ。実際にはもっといるだろう。
事情はいろいろあると思う。体を壊して仕事ができなくなって家賃が払えず、アパートを追い出されたとか、家出してアパートが借りられず、仕方なくネットカフェに住み着いたとか。
彼ら/彼女らのほとんどが日雇労働なので、生活が不安定である。病気をしたらお終いだ。
一時期体調が悪くてネットカフェで休憩していたことがあるが、ゆっくりできない。私はいびきをかくからクレームが入って、途中何回も起こされる。ネットカフェはたまに行く所であってで定宿にするところではないと思う。
しかし、彼ら/彼女らは家を借りられないのだろう。今回の新型コロナのせいでもっと生活がくるしくなっているはずだ。ネットカフェの住民は特別定額給付金の10万円はもらえるのだろうか。ネットカフェ難民に対しては、政府がアパートに入れるくらいの給付金を、出してあげて欲しい。ちゃんと働けるようになれば将来は税収が増えるのだから。
政治家は目先の票集めだけやらずに、長期的な観点で日本という老いぼれた国をどうするか、真剣に考えて欲しい。