ISO年次審査
ISOの年次審査とは?
外部の認証機関による規格要求事項への対応状況の審査です。
業務の不適合を見つけるための審査だと言う認識を持たれている方もいますが、実はそれは誤解なのです。
主に審査はサンプリングで審査を行うので、組織が意図的に隠したウソを見つけることは難しいと言うことです。
事実、ISO認証を取っている企業の不正が見つからずに世間を騒がせたと言うニュースを聞いたことがあると思います。
依って管理責任者や事務局にとって年次審査は恐れるものではなく、「組織を意図した方向に動かすチャンス」なのです。
ISOの主幹部署の多くは品質部門だと思いますが、企業によっては仕事をこなす事が優先で品質活動がなかなか根付かないなどの現状があると思います。
ISOを推進されている方は審査機関と上手く付き合い、審査員には是非自分の考えをたくさん伝えてください。
※ただし相談ではなく、自分がどの様に考えて何をしたいのかを話すのです。
そうすればきっと各部門の審査でその考えに沿った指摘や提言をしてくれるはずです。
コロナ禍で年次審査もリモートにした方がいいのか?と悩むこともありますが、やはり対面で話して頂いた方が話の響き方や緊張感に繋がると感じました。