【n=2ですが】大企業会社員 副業申請のリアルお伝えします
こんにちは。会社員兼フリーランスのyossyです。主に編集・ライティングなどのお仕事をしています。現在の勤め先が会社としては4社目で、ベンチャーやベンチャーっぽい会社を経て、現在比較的かっちり目の大企業で働いています。
ベンチャー系は副業・兼業しやすいところが多いと思いますが、大企業で副業をしようと思ったら、「はて、どうすればいいんだろう…」と迷いました。同じように迷っている方もいらっしゃるかもしれませんので、経験談をお伝えします。あくまで、私が働いたことのある大企業2社での経験ですので、ご参考までに。
大企業① 副業を良いとも悪いとも言ってないパターン
最初に副業をしようと思ったのは、某精密機器メーカーの大企業でのこと。非常に規律正しい雰囲気が社内に漂っているので、「あの…副業って…」なんてこともしばらく言い出せませんでした。就業規則をみても、副業に関する言及はありません。
しかし、風の噂で「副業している人いるらしいよ」と聞いて、「禁止じゃないんだな」ということを知りました。
転職してしばらく経ち、ある程度仕事に貢献できるようになったかも、と思ったタイミングで、こっそり「副業ってしてもいいですか?」と課長に聞いてみました。すると、こんな返答が。
禁止されていないので、副業はできる
でも、副業可ともおおっぴらに言われていない
副業する場合の申請は特にない
禁止されていないけれど、「会社の仕事やる気ないんじゃないの、コイツ」って思われる可能性があるから、でかい声で言わないほうがいいよ
規律正しい雰囲気が漂っているので、てっきり申請が必要なのかと思っていたら、何もなし。当然報告もないので、普通に副業をしていました。
これは私の勘なので間違っているかもしれませんが、今のご時世大企業として副業を禁止することは難しいですよね。でも、申請を受け付けると、厳密にルールや受付方法を決めないといけません。ルール決めにめちゃめちゃ時間のかかる大企業でその管理が大変すぎるので、「触れない」ことにしているのかなと思いました。
大企業② 副業申請&報告ありだけど、やり方を開示していないパターン
大企業①から転職して大企業②へ。そこでもやっぱりすぐには「副業って…」と言い出せなかった私ですが、やっぱり会社以外で働きたくなってしまうので、業務に慣れてきたころに副業を申請しました。
ちなみに、就業規則には以下のような一般的な内容が難しい文面で書かれています。
同業他社NG
会社の信用を落とす行為NG
会社の業務に支障をきたす働き方NG
要申請
「要申請」とあるので、申請窓口を会社のイントラネットで探しますが、全く出てきません。「キーワードが悪いのかな?」と思っていろんなパターンで試しまくりますが、やっぱり出てこない。
諦めて、「申請方法がわからないのですが、副業申請をしてもよろしいでしょうか。内容は…」といった感じで課長に相談しました。
回答はこうでした。
問題ないけど、たぶん申請に手間取る
担当者も公開されていないので、もろもろ「聞かないとわからない」形式。おそらく、ほとんどの人が副業をしていないのでしょう。管理職が質問されることもあまりないようです。申請も「???」な項目が多かったのですが、なんとか通りました。定期的に副業内容の報告も求められています。
副業できるケースは増えたけど、偏見持たれるケースもありそう
以上、私の体験談でした。副業解禁の会社は増えていますが、大企業①では「堂々と副業するのはちょっと…」という空気を感じたことも事実。偏見の目で見られる可能性はゼロではないですね。
ちなみに、他社の管理職である夫は「個人事業主は別の会社で働いているわけじゃないんだから、兼業農家の人とかと一緒で、申請してない人いっぱいいるっしょ。うちの会社の人は全然してないよ」と言っていますが(※すみません、法学部出身ですが法的根拠は調べていません)、万が一のことがあったらと思うと背筋が凍るので、私は正面から堂々と申請します。
副業を考えている人のご参考になれば幸いです。