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AI文字起こし対応『PLAUD NOTE』で1秒も音声を聞き直さず2時半・6.5万文字のインタビュー記事を作成した話

『PLAUD NOTE』を使って、苦痛な文字起こし作業を一切せずインタビュー記事作成したことを紹介します。

PLAUD NOTEとは

「PLAUD NOTE」は、録音した音声データをAIを用いて自動で文字起こし・要約することができるボイスレコーダーです。

文字起こしには「PLAUD NOTE」と別に、スマートフォンが必要です。専用アプリを通じて録音したデータをAIに文字起こししてもらうことになります。

PLAUD NOTE

座談会記事の作成に向けて「PLAUD NOTE」を購入

国産ゲーミングデバイスブランド『ARTISAN』の創設者・開発者との座談会企画がありました。2年ほど前にも実施したことがあり、その時の収録時間は3時間近くなりました。

こういった座談会やインタビューは非常に楽しいのですが、録音データをテキスト起こしするのはすさまじく苦痛な作業です。

録音データを聞きながらキーボード入力で文字起こしすると、作業時間は録音時間の3~4倍くらいになります。

何か楽になる方法はないかと調べた時に見つけたのが「PLAUD NOTE」でした。

「PLAUD NOTE」で録音、あっという間にテキスト化

今回の座談会は、約2時間半の実施になりました。

座談会では、録音を失敗してすると困るので「PLAUD NOTE」と「SONY PCM-A10」で音声を同時録音しました。

写真の下の方にあるのが「PLAUD NOTE」と「SONY PCM-A10」

座談会が終了した後、「PLAUD NOTE」で録音したデータをiPhoneの専用アプリに転送して、文字起こしするよう登録しました。

使ったカメラなどを片付けた後にスマートフォンを見たら、2時間半の座談会内容が全てテキスト化されていました。登録してから、5~10分くらいの間には終わっていたと思います。

自動で文字起こしされた座談会のテキストは、約6.5万字でした。

書き出されたテキストをGoogleドキュメントに転送して文字数をカウント

文字起こしの精度は体感70パーセントくらい

座談会で話していたのは、eスポーツやゲーミングデバイスという専門的な内容のため、飛び交う用語は特殊なワードだらけでした。

そのため、文字起こしされたテキストの精度は約7割くらいの正確さという体感でした。

記事作成時、AIによって文字起こしされたテキストを編集しながら、おかしな部分を直していきました。文脈から内容を理解できるため、出力がおかしい部分があっても特に問題ありませんでした。最終的に録音した音声を1秒も聞き直すことなく、座談会の記事が完成しました。

AIでテキスト化された座談会の会話内容。
一部、正しくない書き起こしになっているが、会話していたので意味は大体わかる。

文字起こし地獄から解放されるのがとにかく最高

普通にやったら10時間近くなるであろう地獄の文字起こし作業から完全開放されたのは最高でした。

文字起こしよりも、ちょっとよくわからない出力になっているテキストを直しながら編集する方が明らかにストレスが少ない作業です。

ちなみに、文字起こししたテキストをAIが要約してくれる機能もあります。座談会の前に打ち合わせでテストしたのですが、終わってすぐに「簡単な議事録です」といってドキュメントを共有したらめちゃくちゃ驚かれたということがありました。

 参考:座談会の文字起こしからAIが自動作成した要約

インタビューや議事録作成など、聞いた音声を文字出力する作業をする機会がある人は、「PLAUD NOTE」を使うと本当に楽だと実感できると思います。

特に商業ライターさんなどがインタビュー記事を請け負った場合、「PLAUD NOTE」の利用はかなりプラスに働くと思います。10時間近い文字起こし作業がゼロになるのは、良い点しかありません。10時間あれば、他の記事を作ることができてしまいます。

ちなみに、無料で文字起こしできるのは毎月300分までで、それ以上使いたい場合は課金する必要があるので、その点はご注意ください。

作成した記事

PLOUD NOTE

※本記事、読み直したら案件かと思うような内容ですが、普通に自分で購入して使用したエピソードを紹介しています。

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