専業主婦
前回の記事、コメントいただいて本当にありがとうございます。←芸能人ぶるな
仕事と並列で考えるべきではない、憧れることは悪いことではない、私の幸せを一番に、など…noteという場があって本当にありがたいです。確かに仕事は最悪変えたり辞めたりできても育児は逃れられないし、果たしてヨシオの労働価値がどれほどのものかって、それがお給料なんだろうけど、それと家事育児を同じ土俵ではかるのは難しい。
私は現職でいいと言っているのだから黙って私の希望を聞いてくれればいいものを、それだとスキルセットがどうのこうの、「よっしーのためにいってるんだよ」と言っているが、結局は育児分担したいなら俺が認める仕事をしろってこと。
でも、一社会人の意見としては、彼の言うことは悔しいけど納得できてしまう。
私と同じ会社エリア総合枠でグローバルな部署に異動した女の名前をヨシオから出された時にむかついたのが答えだと思う。
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今日は友人とケンタッキー食べ放題に行く予定だったが、急遽友人体調不良のため、つけ麺さん秘伝レシピの唐揚げを作ってみた。
するとなんということでしょう、あり得ないほど上手くできた。
小さじ「1/2」とか、「余計な水分拭き取る」とか、生姜にんにくは「ひとかけら」を「すりおろす」のとか、私にとってはかなりハードルの高い作業だったが、生きてきた中で一番料理が成功した。ありがとうつけ麺さん。
こんな話を、朝から低体温LINEで私は呑気に投稿。
みんな頑張って出勤してる中本当に申し訳ございません。(フェルナンデス風に)
すると、たねちゃんから返信。
「ずーっと考えてるんだけど、よっしーさんは専業主婦になれば幸せになれるんじゃないか?専業主婦な自分に許せるマインドになれれば全て解決する気がする」
ギクッ、だった。
専業主婦になれば幸せ、という言葉の並びが私を既に幸せにさせた。
専業主婦でも幸せになっていいんだ?
幸せって言っていいんだ?誰も咎めない?
「よっしーさんが復職したってよしおに虐げられることには変わりはないのだから専業主婦になってよしおが上!私が下!くらいに思いながら暮らしたほうが楽な気がする。」
「夫婦の一対一の関係においては男女平等を必ずしも目指さなくても良いのでは?」
「よっしーさんにとっての幸せな暮らしは楽にストレスなく育休中の今と同じような暮らし方なのかな?」
(原文丸々ではないです)
初めてだった。
私を肯定してくれた人が。
私は、薄々気づいていた。
専業主婦も悪くないかもしれないと。
ただそれは本音マインドが専業主婦に向いているだけであって、まずスキルが到底及ばないし(埃が見えない、小さじ1/2量れない)、何よりも私の理想像が専業主婦を許さない。
私の理想は、朝5時に起きて自己研鑽して7時頃から子どもの支度して保育園に送って日中働きダッシュでお迎えに行って帰り道草食いながら娘と対話し急いで晩御飯を作って寝かしつけをしながら寝落ちして23時から家事か残業をする生活。
実母は「死ぬまで働きたい」といってるほどの仕事人間で、基本放任主義だった我が家だが、過保護な男はやめろ、仕事は辞めない、この二つだけは小さい頃から口酸っぱく言われてきた。
実母は私の妹のお受験塾で一緒だったママ友のことを、「旦那のカードでデパートで定価でお洋服を買いまくっていて羨ましい」というエピソードと共に、「子どもの名前は義母に決めさせられたらしい」と哀れんだような目で話していた。
実母は手に職系で周りの人(女)がことごとく離婚しているのをみて、「やっぱり自分で稼ぐ力があればいつだって自由ね。専業主婦なんて一生檻の中」としきりに言っていた。
その呪縛、そして単純に私の友人があまりにも自立して優秀なので、バリバリ働くことが正という認識が植え込まれている。
いや、実際そうなんだろう。
だって一人でも日本の生産に携われる人が多ければいいのだから。
でも。
残念ながら、私はいろいろと悪い。
頭も悪いし要領も悪いし、コミュニケーション能力だけは人並みにあるけれど、そんなのはママ友界で発揮すれば十分だ。
正直、ヨシオと対等にいようとすることに疲れた。
だから育児だって二人の間でタスクと化してしまう。
…本当はそんなに苦でもないのに。
うちの子は、どちらかというと、育てやすい方なんだと思う。
だからこそ成り立っているのは重々承知の上で、産育休とって一年半経つが我ながら結構充実した日々を楽しめていると思う。
向こう2週間までなんだかんだ毎日予定が入っているし、月1.2の頻度で会うママ友も5人くらいいるし、陽キャモードの時はENFPなので片っ端からイベントには参加するし、毎日ゆるく楽しい。
食器洗いや家の掃除もやるとなったらその作業自体は嫌いではないし、ただヨシオの求めるレベルに見合わないだけ。
わたし的には、私が育ってきた実家とは比べ物にならないくらい綺麗。それでも2年前の賞味期限の調味料とかあるけど。
専業主婦でもいいじゃんマインドになれたら私は一気に楽になれるのかもしれない。
けど、かなりそのハードルは高そうだ。
今想像しただけでも震える。
私が専業主婦?
もうこの世から消えてなくなりたい。どこにも行けなくなる。
私から何もなくなって、外歩けない。
このプライドどうにかならんかな。
潔く旦那のお金で堂々と生きていけたら楽になるのか?
そういう人って、怖くないのかな?
一生他人に委ねた人生で、一生その人のご機嫌伺うってこと?
旦那のお金で買った肉や米で生き延びて恥ずかしくないのかな?
それとも、このレベルの旦那を捕まえた自分すごい、になるのかな?
専業主婦万歳の世の中になってくれたら楽なのに。
今は必死に対等にいようとして張り合っていて辛い。
令和の時代にごめんなさい。