数学という学問は何を研究するのか(個人的な立場)
ここ最近は数学を専門としている人間より生物、化学、物理専門の人間と喋る機会が多く、このような話題になったので個人的な立場を。
イメージするのは概念の海。もちろんこの世だけではなくありとあらゆる概念。自分が思うならドラえもんのいる宇宙もあるとしていいだろう。
数学はその海で投網漁をする。網目の大きさが設定の緩さ。緩い設定で沢山の結果が出ることが望ましいのは想像つくだろう。数学は全部正しいと定義してしまえば全て正しく(そんなことしたらとんでもないことになるが)、何も設定しなければ何も研究できない。
網目のサイズを調整しながら、どんな獲物が引っかかるか調べる遊びが数学であると思う。ゆえに自然に対象はこの世でないものが多い。特に最近の研究は。
しかし、この世は「良い数学」を使っているので、この世にも応用が沢山ある。何百年後かに偉い人が応用するのだろう。
では他の自然科学は何を研究するのか?
もちろんこの世の事である。この世のことを記述する言語として数学はしばしば使われるだろう。この世というのは、先に述べた概念の海においては、この世は宇宙と石ころを比較したくらいのサイズ感かな?
そんな広いところでとても小さい獲物をモリで捕まえるのが自然科学だろうか。そのような緻密なことは私には難しすぎる。たまに数学は難しいという自然科学の専門家がいるが、わたしからすればそちらの方がよっぽど難しい。
つまり数学は、この世を研究対象のメインには据えていない(専門によるが)。より広い海全体で網をプラプラなげて遊ぶ学問であると思う。
矮小な存在である人間が、神の助けなしでこの世じゃないことを記述、観測できる学問、楽しいと思いませんか?
あ、これ全部わたしの妄想の話ね(チョコ先輩)