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ヴェルディの大量失点とビルドアップ崩壊の原因について
明治安田生命J2リーグ第5節でヴェルディはアルビレックス新潟に対して7-0という大敗を喫しました。
これまでも永井監督の采配には疑問が投げかけられていましたが今回は問題点を徹底的に突かれた形になりました。
キーワードはスペースのプレゼントです。
前半17分(1失点目)
DAZNのスクショ使えないので図になります。
リプレイと一緒に見るとわかるかと思います。
左の図ではサイドチェンジから一気にゴール前まで進もうと考えていたように見えます。
しかしキックの体勢も良くなかったのか滑ってしまい相手ボールに右の図のスペースをトップスピードで使われそのまま失点。
まさにスペースのプレゼントがもたらしたものです。
前半22分(2失点目)
①の図では味方のサポートが少し遅れているもののディレイで対応すればどうにかなりそうな状況です。
しかし②で右CBがドリブルでつっかけてきた相手に食いついてしまいます。
すると裏にスペースができてしまうため隣のCBと左SBがスライドして対応します。
ここで左SBがいたスペースを埋める選手がいないので空いたままになっています。
③ではボールを奪えずサイドを駆け上がってきたフリーの選手にパスを出されてしまいすぐにクロスが入る状況でゴール前は相手選手4人に対して味方選手が3人になっています。
最終的にゴールに近かった2人の味方はマークする相手選手に引き寄せられゴール前に大きなスペースのプレゼント。
フリーのクロスとフリーのヘディングで2点目献上。
ビルドアップの問題
試合が進むにつれてボールを運ぶことも困難になりました。
原因は味方側コートでの選手の配置にあります。
GKは数に入れてませんがそれでも6人対4人です。
しかしサイドバックを中央でプレーさせるため6人がペナルティエリアの幅に収まっていました。
すると相手選手は数的不利の影響が小さくなります。
これも相手が守備するスペースを減らす意味でスペースのプレゼントになります。
その他気になったこと
まず4点目のシーン
若狭選手が奪われる直前です。☆印の選手がサイドの選手にパスしてから動き直しません。さすがにボールポゼッションするチームのCBの動きとは思えませんでした。
この場面でももう少しサイドに開いておけばパスコースを作れた。中にいれば奪われてからのドリブルに対応できたかもしれません。どちらもせずそこにいたのはかなり疑問です。
また、あるCBの選手が相手のパスやボールホルダーに対して無理にでも食いついた結果ボールは奪えず背後のスペースをプレゼントして失点という形が2回。
PK献上前にも背後のスペースを与えてしまうプレーがありました。
後は相手のプレスが効いている状態で前に出すパスが多くズレてひっかかってカウンターというケースが非常に多かったです。
さいごに
「ロティーナだったらこうはならないんだけどな~」
試合中何度呟いたか数えきれません。
クラブレジェンドとはいえ独自色の強い戦術で選手たちが混乱し不安定なサッカーするくらいなら謙虚に欧州のロジックを組み込むようにした方が良いと個人的に思っています。
よっしぃ
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