エンタメから学びを ヨッシー塾長 シン・自己紹介
「遊び」を「勉強」に使ってます。
私は、「マンガ・ゲーム・VRなどのエンタメ」を「学び・勉強」に広く活用することを目的とした「探究自立型教室シン・スクール」を運営しています。 また、今の子供たちの「文章を読み、理解する国語力」と「自分の考えを文章で伝える作文力」を育成するため、「手書きの原稿用紙による読書感想文」以外の方法として「マンガ感想文・ゲーム報告書・VRレポート」という、対話作文講座を実施しています。
どうして私がそんな「エンタメ」を「勉強」に活用することを考えるようになったかというと、これまでの人生における経験と「遊び」と「勉強」の2種類の仕事から得た知識と学びからの影響が大きいです。
「面白いこと」が行動原理の子供時代
小学生でファミコンに出会ってから、ゲーム・マンガ・アニメ・映画など、たくさんのエンタメ、遊びの中で育った子供時代。そこから高校生になった時の最初の担任の先生に言われた言葉が「今、自分が好きなことを全力でやれ!」だったので、やっぱりゲーム・マンガ・映画からはじまり、やがて麻雀、パチンコなども「面白いから好き」だったので、全力でやりました。その結果、進級が危なくなるほどの成績になった時に、その担任の先生からは「いや、吉澤、そういうことじゃなくてさ」と言われたものの、もう高校時代の勉強には意味も、面白さも全く見いだすことができなくなっていたため、ギリギリでなんとか高校だけは卒業したものの希望する専門学校にも入れない状態でした。
そこから親とも話し、まぁなんだかんだあって、2年遅れで大学へ進学。それでもやはり「遊び」面白いことが好きだったので、自主映画つくったり、集まって麻雀やゲームしたりの日々。 もちろん大学で面白そうな授業も受け、その中でも学ぶことや考えることもいろいろとありましたが、将来のためというよりも、まず自分が面白いと思えることを基準に行動していました。
「遊び」が仕事の30代 「勉強」が仕事の40代
最初に就職したのが当時世界一のおもちゃ屋「トイザらス」。 しかしできればいずれそこで、面白い「遊び」を考えることがしたかったものの、あくまでおもちゃ屋さんは、小売り、流通業であり、本部が企画するイベント等はあったものの、「店舗に配属されたら一生店舗だ」とのことを聞かされて1年で退職してしまい、テレビ・ラジオの放送作家を目指しました。
そこからは、放送作家兼リサーチャーとして、ある程度の小さな番組をいくつかやらせてもらえるぐらいまでになったものの、そこから先の自分に限界を感じたのと、色々なビジネスについても知ってみたいのもあり、いくつかのベンチャーやゲーム関連、映像系の会社で仕事を複数経験した後、最終的には「アーケードゲームやカジノのビデオスロット」を作る会社に就職し、ゲームやカジノマシンの企画を中心に8年ほどサラリーマンとして在籍しました。
そんな「遊び・エンタメ系」の仕事を合計で15年ほど経験した30代後半には、そこまでに産まれた3人の子どもも小学校高学年になってきて、「子どもたちの教育のことも考えないとな」と考えていた2011年、東北の震災が起きました。そこから「家族の近くで、子供らのためになる仕事をしよう」と思い立ち、脱サラをして小中学生向けの学習塾を家の近所でスタートしました。
しかし「遊び」を仕事にしていた人間が、真逆とも言える「勉強」を仕事にする不安は大きく、様々な教育関連の本を読みながら、今の子どもたちに必要な教育を必死に勉強をしました。そして思いました。
「もっと勉強が楽しければみんなハッピーなのに」
それまで子どものように「遊び」を仕事にしていた私は、子ども側の視点で考えることが得意で、そんな子ども目線で当時の「勉強」についての本を読んだ時に、どの本のどの先生の言葉も「つまらない」と感じてしまい、「つまらないことを強制的にやらせるのが勉強なのか?」と、疑問に思うようになりました。
確かにそういった我慢のような側面も、新しいことを学ぶ人生修行としては必要だとは思うけど、同じ勉強内容でも、もっと面白く、楽しく伝えてくれれば、もっと多くの子供らが世の中の「学び」や「知ること」に興味を持ってくれるのではないだろうかと考えるようになり、2012年の開塾当時から、「一人一台のパソコンとデジタル教材」を使用して、「歴史は学習漫画からまず入る」(その様子がNHK6時のニュースで取り上げてもらいました)など、いかに子供たちが興味を持って楽しめるかを、その時に手に入るものをフルに活用して実践していきました。
その結果嬉しいことに、生徒たちは、どんどん自分から学ぶようになり、自分の興味・関心を原動力としているため強制して勉強させるようなことも無く、多くの生徒が笑顔で勉強するようになってくれました。そんな生徒らの様子を見守ってくれた保護者からも、感謝と応援の声を頂くことが多くなり、やがて口コミだけで満席となるまでに塾も成長しました。
しかし、そうした「子どもたちが楽しい入り口から入って、学校の勉強(暗記・技術)を学ぶ」という状況について、「これからの時代にそんな暗記や技術だけで良いのかな?」「思考力、判断力、表現力の方が大事では?」と疑問を持つようになり、落合陽一さんや藤原和博さん、堀江貴文さん、そして安宅和人さんらの本を読みあさるようになり、「10年後にどんな仕事が残るのか?未来のニホンは?」などと学んで、考えていた2020年に、今度は「コロナ」と「新しい学習指導要領」がやってきました。
「探究自立型教室 シン・スクール」始動
そんな天災と時代の変化に私は運命的なモノを感じて、「今の学校のテストだけを目的としたいわゆる学習塾」というものから、その先の社会で必要な力を得ることをメインにしながら学校の評価にも対応してゆくような、まるで勉強も扱う民間学童のような「新しい学びの教室」として「探究自立型学習教室 シン・スクール」をスタートすることになりました。
そこでは、「遊び」の良さと「勉強」の必要性の両方を結びつけるため、「遊び&勉強」の視点を持った私が選んだ「すげー面白いのに、実は勉強になるマンガ・ゲーム・VR」を「学び遊び自習スペース」に設置し、PCでの勉強と学べる遊びの両方を提供しています。
また、今の子どもたちに増えている「文字や文章などを読めない&自分の考えを言葉・文章にできない」という状態を、少しでも「遊び・エンタメ」の力で改善できないかと考えて、読書感想文の題材を漫画やゲームにした「マンガ感想文・ゲーム報告書」といった伝える力養成メール作文講座(オンライン)も始めています。
まだまだ小さな教室での、たった一人の挑戦ですが、同じように考えて共感してくれる仲間、サポーターを探しています。
もし、共感して頂ける部分があれば、応援して頂けたら嬉しいです!
シン・スクールHP
https://www.shin-school.com/