新潟から明日の医療を考える 5
魚沼医療再編
魚沼圏域とは、群馬県谷川岳を貫く上越新幹線の越後湯沢駅から浦佐駅を過ぎて長岡市(越後川口)までの魚野川流域(湯沢町、南魚沼市、魚沼市)と、越後川口から長野に抜ける飯山線沿いの信濃川流域(津南町、十日町市)の二つの川筋を合わせた地域であり、起伏の激しい魚沼丘陵に隔てられ、雪深い過疎地域を数多く抱えています。面積は2,649k㎡と神奈川県よりも広大ですが、人口は神奈川県の2%、わずか18万人です。さらに当地域は深刻な医師不足状態であり、人口10万人あたりの医師数が119.0人と県平均を大きく下回っています。(つづく)