次世代を担うべき医療人の育成について
「次世代医療人の育成～22世紀に向けて～」
日本の医療の近代化は100年以上前の明治維新に始まり、大正・昭和における数多くの先人達の知恵と努力で現在のシステムが形作られました。平成となり、その流れはいったん停滞したようにも見えましたが、Covid-19対応で証明されたように、今なお世界で最も秀れた医療・介護システムであり、これこそ日本の宝だと思います。
しかし今この令和の時代に生まれた子供達が平均寿命に達する22世紀の世の中はどうなっているでしょうか。もしかしたら私たちが全く思いもつかない技術やシステムが生まれているかもしれません。もしくは天災や人災で世界が様変わりしているかもしれません。それらを踏まえて、私たちが今彼らに残したいもの、託したいもの、拡げてもらいたいものは何でしょうか。
これまでの100年を振り返り、これからの100年先を見据えた医療の在り方を反芻しながら、次世代の医療を担うべき人材の育成について、フロアを交えた、活発な議論が展開されることを期待します。