見える化システムで未来が見えるか②
厚生労働省では地域包括ケア「見える化」システムを確立し、都道府県・市町村に介護保険事業などの情報をグラフなど見やすい形で提供しています。なかでも地理情報システム(Geographic Information System:GIS)は画期的なツールです。人口分布や医療機関の分布、道路網などの地図データを重ね合わせて新しい地図を 作成し、施設検索や分布傾向の解析等が可能となり、現状認識、情報共有そして意 思決定が以前より容易になってきました。まるで初めて行く知らない街でカーナビ を横目で見ながら走り回れるように、見知らぬ地域の状況を短時間でそれなりに把 握することができます。(つづく)