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へ・き・ち・さ・い・こ・う その6

この作業部会を通してひとつ気づいたのは、“へき地は高齢社会ではない”ということだ。そもそもがへき地において要介護高齢者の独居はまず不可能である。年老いた寝たきりの親の面倒を見ている息子がもし倒れたら、その母は施設に入るためムラを去らなければならない。むしろこれからのへき地医療で重要なターゲットは、働き盛りの現役世代とその子供達である。(つづく)