かかりつけ◯◯のある暮らし②
三省堂国語辞典第八版による「掛かり」は「かかること、動きだすこと、費用」、「掛かり付け医」は「いつも診察・治療を受けること」と書いてありましたが、(一 日中子供の世話に)掛かりっ切りとか、(あの人とは)掛かり合いがないなどネガティブな表現をついつい思い浮かべてしまいます。以前朱鷺メッセ(新潟市)メインホールで、地元新聞社が主催する介護・福祉・健康フェアというお祭りがありました。ふとしたきっかけで、医療及び介護に係る地域連携業務を行うスタッフに誘われて私も参加する機会があり、歌や 寸劇など大勢の観客の前で披露しました。テーマは「かかりつけ」。この言葉の意味や定義についてメンバーで喧々諤諤の議論の末「かかりつけ◯◯のある暮らし」というリーフレットをみんなで作成しました(図)。心地よさ、いきつけ、 なじみ、信頼などの肯定的な表現を用いて、かかりつけ医のみなら ず、医療・介護関係者まで拡げた かかりつけのネットワークに繋げていきたいという意図が含まれていました。
(つづく)