プロジェクトマネジメントを学びたいけど何を読めばいいですか?【よっしーの本棚】
こんにちは、アリカタのよっしーです。
※2024年5月3日更新。
プロジェクト会議ではダラダラと何も決まらない…。
いちいち集まってミーティングしないと進まない…。
ようやく合意したはずが白紙になった…。
クライアントともめてしまった……。
プロジェクトに関わっていて「進まないっ!涙」と感じる、そんな経験ってありませんか?
僕はあります。笑
そんなわけで、このnoteでは「プロジェクトマネジメント」を実践する上で今も参考にしている本を整理してみました。
ビジネス書は先人の先輩方が紹介してくれており、いまさら僕が取り上げるまでもないため、できる限りプロジェクトマネジメントの実務書・技術書に限定せず、独断と偏見で選んでいます。
マーケティング支援やウェブ制作でプロジェクトに関わる人や、社内マーケターとしてプロジェクトを推進する人の参考になれば嬉しいです。
プロジェクトマネジメントの参考書一覧
貞観政要
1300年ほど前に書かれた古典。 人と意見が自分と違うからといって、相手の忠告に耳を傾けず自己弁護していると組織がダメになりますよ、みたいなことが書かれてます。人の本質を捉えるのに適しているけど、約1万円とお高いのが難点。
「教える」ということ
支援側として専門性の高い事柄を伝える・教えるシーンは多い。その時どのように教えるかのヒントはここから。出口さんファン必読(笑)の一冊。
答えのない世界を生きる
・答えではなく、問いを学ぶ
・人は合理的な動物ではない
・思考の型を学ぶ
事業課題を解決するためにも「仮説」を立てる力を磨き続けることが大切。行き詰まった時に時々読み返します。
失敗の本質
戦略不在の組織がどうなるのか、といったことを軍の事例から学べる一冊。 学生の頃読みましたが、当時ほとんど理解できていませんでした。笑
プロジェクトをどう進め、「顧客の成果」をサポートしていくかのヒントはこの一冊から。
戦略プロフェッショナル
もはや説明不要のビジネスパーソン必読の一冊。
V字回復の経営
同じく三枝氏の書籍。
隠れたキーマンを探せ! データが解明した 最新B2B営業法
モビライザーの分類、傾向・対策メソッドは実践的で重宝しています。
宇宙兄弟
個人的に好きな漫画。チーム作りや仕事の姿勢のヒントに。
社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学
プロジェクトマネジメントは人の理解を深めることは欠かせなくて、自分の「価値観」「普通」って何だろう、と考えるきっかけになりました。
人が増えても速くならない
内容はエンジニア寄りですが、ウェブサイト改善やマーケティングの支援を仕事とする自分にも通ずる話が多く、必読の一冊。超保存版。
「忙しくなってきたから人を増やそう!」としてしまいがちなのは、エンジニアに限った話ではないと思っています。
ちなみに著者の倉貫義人さん。実は僕の新卒で入ったTISの社内カンパニー制度から起業された方。
直接の面識は全くないのですが、10年ほど前の当時から「TISから起業された、すごい先輩がいるな。」と認識していた記憶があります。
チャットツールが爆発的に普及していなかった当時からソニックガーデンさんの開発されてたビジネスチャットを使ったり。
倉貫さんの考えるビジネスモデルやザッソウの考え方・働き方に感動して、今の自分の支援事業を独立して始める時にも、ロールモデルにさせていただいた方。雲の上のような存在。そんな方の一冊です。
THE FORMAT
「何か書く」ことで、プロジェクトがグングン進むことは実感としてあるし、口頭のミーティングでしか進められないプロジェクトの危険性の理解も深まります。自分の詰めが甘いところ、徹底の足りてない所に気づきを得ました。
BtoBマーケティングの定石
プロジェクトマネジメントについては「組織の定石」のところ、オススメです。著者垣内さんの鋭くもユーモアのある書きっぷり好きです。
国境を越えたスクラム-ラグビー日本代表になった外国人選手たち
マネジメント論ではないけど、多様な人々とかかわっていく上で大切なことが書かれていて、ワンチームっていいなと、胸アツでした。
ぷしゅ よなよなエールがお世話になります
チームのつくり方のヒントに。実例をまとめた書籍、めちゃくちゃ参考になります。
誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか ゆるいつながりで最強のチームをつくる
小さな組織が事業を作り、人を雇用し、マネジメントしていくためのヒントが詰め込まれてる一冊。 2019年発売の書籍ですが今読み返しても新鮮。本質的。
他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論
組織やプロジェクトの課題を解決していくために重要な「対話」について書かれた一冊。この本では、対話とは「新しい関係性を構築すること」と定義されていて、準備→観察→解釈→介入と大きく4つのプロセスからなります。
では具体的にどのように「対話」を進めていけば良いのか?
そもそも「対話」とは?
そんな問いかけに対するヒントが得られる一冊。
ちなみに僕自身は「働く」を「人と動くこと」と自己解釈しています(辞書的な意味は違うかもですが)。
自分以外の人の行動・言動には何か理由があるのかもしれないから、自分と相手を隔てるその溝に橋を架けよう、と考えて、わかりあえないなかでもプロジェクトを推進していく、課題を解決していく姿勢を持ちたいと思います。
まとめ:プロジェクトマネジメントの知識より大切なこと
ここまで紹介した本ですが、もちろん読むだけでは「できる」ようにはなりません。実践しながら、これらの書籍をヒントにしてくだされば嬉しいです。
ちなみにこれは私見ですが、マーケティングや課題解決の支援者として腕を磨いていく上では、プロジェクトマネジメントの知識や実務理論、実践力を身につけるだけでは不十分と思ってます。
「人間理解」も重要と考えています。
なぜかというと、プロジェクトは「人」と密に関わる仕事だからです。 人の理解があってこそプロジェクトを導き動かし、その先の顧客や企業の成功につなげていく支援者になれると思ってます。
まだまだ自分も人の理解が足りていないので、これからも精進します。
また適宜書き足したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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