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宗教団体?LES WORLDの怪しいイベント「国創りFES2024」に参加してみた!

こんにちは!
大学で製品のデザインを学びながらマジシャンをしている「よっしー」といいます!(マジックしてるときの芸名は「びたみん」です!)
Instagram→  https://www.Instagram.com/yosshi4637

2024年 5/3~5/6 の4日間、LES WORLDという団体が企画している国創りFESに参加してきました…!!

LES WORLDについては「宗教」「怪しい」という噂があるようなので、実際はそんなことなかったということをお伝えできればと思います!

まず、国創りFESの様子を書いて、その後僕の感想を書こうと思います!



そもそもLES WORLDとは?

孤児院、スラムの子ども達と共にミュージカルを創る活動をしているNPO法人で、国内ではミュージカルやフェスを企画しています。

▼LES WORLD公式


国創りFESとは?

広島の山奥にあるヘリポート跡地にて行われたキャンプイベントで、全国から150人が参加しました。

国を創るって何…??

コンセプトです!ヘリポート跡地にテントを張っていくとだんだん国のようになってきます。

国には4つだけ法律(ルール)がありました。
①携帯は機内モードに(この4日間は目の前の人との時間を大切にするため)
②年齢は秘密に、タメ口推奨
③独りになっている人には話しかける
④ゴミは持ち帰り

特に②の法律が個人的に好きです。みんな年齢関係なくすぐ仲良くなれるので居心地が良い国でした!
「国を創る」ってのがちょっと宗教っぽくて怪しかったので警戒していましたが、全然そんなことなかったです。

LES WORLDの人たち、どんな人?

左から カズくん・あなごん・だいちくん です!

・だいちくん
LES WORLDの団長。インスタでは常に息子と遊んでいる投稿をしており、愛が伝わってきます。期間中ずっと喋っているので最終日には喉がつぶれています笑
・あなごん
ギターを弾くミュージシャンです。あなごんのギターと歌声につられてみんなが歌い出します。
・かずくん
アーティストです。現代アート・インスタレーションを得意としているみたいです。顔が前髪に隠れていて怪しい印象はありますが、とてもやさしい人です。

・その他スタッフ
音響、照明、撮影、ファシリテーター、手話などなど…たくさんのスタッフがいました。

もちろん運営陣に対してもタメ口推奨なので、参加者かスタッフ問わず仲良くなっちゃいます。

どんな人が参加している??

10代20代が多めでした。大学生と社会人が半々ぐらい?で、中には高校生も!
若い人が多めですが、年齢は非公開になっており、タメ口が推奨されていたので年齢を気にする人はいません!

色んな生き方をしている人がいます!例えば、会社員、アーティスト、フリーター、個人経営、起業家、アドレスホッパー、ノマドワーカーなど様々です。
自分らしい生き方を探すこと、コミュニティづくり、教育、に興味がある人が多い印象でした。

僕を含めて、ほとんどの人が1人で参加したので、知り合いがいないといった心配はしなくても大丈夫です。

4日間を過ごす環境

水道
水道は3つしかなく、150人がそれを使うので行列ができることもしばしば…。
でも列に並んでいる間に近くにいる人が話しかけてくれて仲良くなることもあったのでそれも良い思い出です。

トイレ
仮設トイレが設置されています!男女それぞれ4つしかないので、空いているタイミングを見計らうのがコツです(笑)

シャワー
シャワーというより水浴びです!水着等を着て野外で浴びるスタイル。薪で温めたお湯を手桶ですくって浴びました。これが開放的でめちゃくちゃ気持ちいい…!
男女別で、特別な事情がある場合も対応してくれるので安心です。

食事
朝は大きなおにぎり、昼と夜はお弁当です!僕としては、火起こしをして肉を焼きたかったのですが…笑
お弁当は野菜が少ないので注意!サプリメント持参してる人もいました~

寝床
8人が1つのテントの中で寝ます!
これがまぁ。とにかく寒い…。1人1つ寝袋が用意されているのですが、それでも寝付けないほど夜は冷え込みます。3月ぐらいの服装で寝袋に入るのがいいかなと思います。

具体的に何をしたの?

キャンプらしいことは…ほとんどしていません!テント張って…水浴びして…焚火を囲んで…ぐらいです。
何をしたかというと、ワークショップ・歌と踊り・LIVE・お喋り です!

→ワークショップ

国づくりFESのほとんどがワークショップでした!ワークショップの内容としては、自己内省・自己表現・他者理解に関することが多めです。自分自身を深く知り、参加者同士が心で繋がる経験ができるものでした。
いくつか印象的だったワークショップを挙げます!

ワークショップ例① 歩き回ってみんなとハイタッチ
1日目の最初に行われたもの。ほぼ全ての人とハイタッチしたことで、なんだか不安が吹き飛びます!

ワークショップ例② お金のいらない国
各々が屋台のようにお店を出します。ただ、お金のやり取りが発生しません。カレー屋さんがあったり、マッサージ屋さんがあったり、カメラマンがいたり、観光案内がいたり…
個性であふれている空間はみんなが生き生きとしていていました!

ワークショップ例③ エンパシートーク
2人1組になり、お互いに話したい事や想いを伝えるというもの。単純なワークショップなのですが、とても印象的です!自分が普段思っていることを話せてスッキリしたし、自分とは違う相方の境遇や想いを知れてじんわりきました…!

ワークショップ例④ 今まで自分にしてくれたことを書き出す
「一人で居るとき声をかけてくれた」だとか「やりたいことを応援してくれた」といった、今までにしてくれたことを書き出すものです。
振り返ると、本当に多くの人に支えられていたんだなと実感するものでした!

→歌と踊り

国創りFESのメインコンテンツです!「BIRTH」という歌をみんなで歌って踊ります。本番までの練習でみんなと時間を共にしたので、本番を終えたときは達成感や一体感を感じました…!
それぞれがそれぞれの個性を認め合う雰囲気なので、上手い下手とか全く関係ないです!

→LIVE

誰でも舞台に上がれるLIVEです!普段自分に自信がない人でも舞台に立つと温かい声援をもらえます。

→お喋り

お喋りは国創りFESのスケジュールにはないのですが、夜になると焚火やテントに人が集まってきてお喋りが始まります。みんな日中のワークショップですごく仲良くなるので、夜になっても話したいのです。雑談したり、恋バナしたり、悩み相談したり、議論したりと内容は様々。早めに寝る人もいれば一睡もしない人もいる…。自由です!


お金のいらない国でお客さんと一緒に歌っている様子
歌と踊りの練習をしているところ
LIVEを楽しんでいる様子
焚火に人が集まってきてお喋りがはじまる


【振り返り】国創りFESを通して感じたことや変化したこと

とにかくこの国創りFESには自分を否定する人が居ません!だから、いつもよりもちょっとだけ自分をさらけ出せるし、他の人も自分をさらけ出しています。そんな空間だからこそ感じたことや体験したことがたくさんありました。

音楽って楽しいんだと気づいた

国創りFES中、僕は楽しく歌を歌った。知らない曲でも、「ララララー」と歌った。楽しかった。でも実は、元々僕は歌を歌うのが好きではなかった。
それはなぜかというと、中学の頃にいじめのようなことをされた経験があるからである。その時から僕は、「感情をなるべく表現しないクールな人間」になろうとした。クールな人間はいじめがいがなく、いじめの対象になりづらいからである。
歌はその人の感情が現れやすくクールになれない。だから歌を歌うのが好きではなかったのだ。
でも、国創りFESでは僕を否定する人も弱みにつけ込んでくる人もいない。だから歌を楽しめた。

苦手な人と心から分かり合う感覚があった

国創りの中で僕には苦手な人がいた。彼は強かった。負けず嫌いで言葉が強い。
僕は強い人が苦手だった。なぜなら、中学の頃に僕をいじってきた人は強い人たちだったからだ。
僕は彼と積極的には関わろうとはしなかった。そうやって4日間を過ごせば、何事もなく平和に終わる。そう思っていたし、今までもそうしてきた。

でも今回、僕はそれで終わらせたくなかった。

だから僕は彼にありのままの想いを伝えた「僕は君のことが苦手なんだ。君の言葉は強いから」と。
そしたら彼はこう答えた「うん。君が僕のことが苦手だというのは最初に会ったときから気づいていたよ。君のために優しい言葉遣いをすることもできたけど、あえてそうしなかった。そうすると本当の自分じゃなくなるから。上辺だけの付き合いになるのが嫌だったから。」と。

このようなやりとりをしてから、自然と彼の強い言葉を気にしなくなっていた。彼の言葉が強かったとしても、それを発する彼の内面の気持ちを見つめることができるようになったからである。むしろ、強い彼には尊敬の念さえ覚えた。

好奇心が爆発した!

今でこそ僕はクールだと言われるが、思い返してみると、子どもの頃は異常なほど好奇心旺盛で手の焼けるような子だった
焼けるのは手だけではない。火遊びをして農業用のビニールハウスを燃やしたことがある。すぐ隣に木造住宅があり、さすがにヤバいと思ったので水遊びの経験を活かして消火した。とてもワクワクした。たしか4歳の頃だった。
その他にも小学生の頃には竹を組んでブランコを作ったり、リコーダー演奏の動画をYouTubeに投稿して60万回再生を記録したりなど、人目を気にせず好奇心のまま生きていた

でも、中学からのいじめのようなものが始まってからは目立たないように努力した。周囲に馴染めるような当たり障りのない人間になるために好奇心を抑え込む努力をしたのだ。

でもこの国創りFESのみんなは僕が僕らしく居ることを肯定してくれた。だから僕の好奇心を抑え込んでいた殻が破けた気がする
国創りを終えて日常生活に戻った今、不思議なことに好奇心が止まらない。何を見ても面白いのだ。何を見ても興味が沸く。人のことをもっと知りたい。色んなことに挑戦してみたいと思うようになった。

色んなことに挑戦!そして人が好きになった!

今現在(2024/5/31) 国創りFESから1か月も経っていないが、様々なことに挑戦した。
フリーハグ、ショート動画制作、アサラト(楽器の一種です!)などなど…。

そしてとにかく人に会った人と話した人のことが好きになった。以前は「自分なんて変な邪魔者でしかない…」と必要以上に謙虚になってしまい、積極的に人と接しようとはしていなかったところがあった。クールな人を演じていた。
しかし今は違う。ありのままの自分を表現することで、なんだか今まで以上に人と仲良くなれる気がする


本当に素晴らしい4日間だったのでもっと書きたいのですが、とりあえずこの辺で!
ご覧いただきありがとうございました!

最後に、

LES WORLDが「宗教」「怪しい」と言われる理由について

LES WORLDとGoogle検索すると、関連キーワードとして「宗教」「怪しい」がでてきます。
口コミもあまり多くなかったので少し怪しい感じがしましたし、人里離れた場所で泊まり込みで何かをするというのは洗脳の手法としてよくあることなので、悪い宗教だったらどうしようと僕も最初は警戒していました!笑

でも、僕のこのnoteを見てもらうと、LES WORLDにはいい意味で変な人が集まっているけれど、ヤバい団体ではないというのが分かったと思います。
LES WORLDは単純に人が繋がる場づくりをしている団体でした。
その場に居合わせた人たちが影響し合って色んな経験、学び、新たな価値観が得られるといったかんじです。怪しくないです笑

でも「宗教」「怪しい」と言われるのも分からなくもないです。
LES WORLDのイベントに参加した人の過半数は価値観が変わります人生が変わります。僕もめっちゃ変わりました。クールな人間が急にフリーハグとかしだす訳ですから、少なからず周囲の人はビックリしているでしょう。

そういう風に人を変える力があるからこそ、「宗教」「怪しい」と噂されているのかもしれませんね!

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