ミエハルカラオケ残暑バージョン「恋はカラオケで始まり、カラオケで終わる」
Noteの隅っこ暮らしをしている私は、基本的に企画物には近寄らないようにしている。
しかし、どんなに注意しても事故に合う確率をゼロにできないように、流れ弾に当たってしまうということはあるのだ。
ましゃこしゃんの所から流れ着いた漂流物については、あまりよく分かっていないのだけれど、主催者2人の記事をはり、タグをつけて、歌(カラオケ)について書く。という理解で多分よいのだと思う。
これでよし。
では始めよう。
私が今回テーマに選んだのは、
「今だから聴ける曲5選」
非常に個人的な話になるが、失恋をしてちょうど一年になる。
着の身着のままでnoteの街をフラフラしていた私をたくさんの方が支えてくれたおかげで、私は驚異的なスピードで社会復帰したのである。
かかりつけの失恋専門医にも、「うん、もう新しい恋をしてもいいでしょう」と許可が出ている。
まず一曲目。
彼女との初デートはカラオケだった。
そして、最後に振られたのもカラオケボックスだった。
なんのことはない。
私のための企画と言ってもいいくらいではないか。
初めて彼女が歌ったのが「ファーストラブ」だった。
透き通るような声に、私は声を失った。
私は彼女の歌に恋をしたのかもしれない。
いくつになっても
何度恋をしても
それは初恋のように感じる。
カラオケが好きな彼女とYouTubeを撮ろうということになった。
デュエットに選んだのは、当時アニメで放送していた「パリピ孔明」のエンディングテーマ「気分上々↑↑」だった。
映像が残っていたのだが、なぜこれをやろうとしたのか私には分からない。
若気の至りとは言えない。若くはないのだから。つまり、「乱心」である。
パーフェクト超人に見える私にも、もちろん弱点はある。
その一つが「歌」で、彼女は我慢強い教師のように毎回私に簡単な課題曲を出した。
それをクリアすると褒めてもらえるわけだが、私は彼女には内緒で、彼女が好きな「プリテンダー」を練習して一曲歌い上げた。
彼女は私の成長に本当に驚き、喜んでくれた。
最後の一文が好きだ。
「君は綺麗だ」
本当に大好きな人にしか使わない言葉だと私は思う。
一度だけ歌ったことがある。
その時は、まさかこの曲に心臓を万力で挟まれたような気分になる日が来るとは思わなかった。
「あなたが勇気を出して電話をくれた、あの夜の私と何が違うんだろう」
変わったのは彼女だったのか。
それとも私だったのだろうか。
ドラマ「失楽園」のテーマソングだったからなのだろうか。
永遠を歌っているのになぜこんなにも切ないのか。
イントロが流れてくるだけで、私のもろい涙腺が悲鳴をあげた曲だった。
私は永遠に彼女を失ったのだ。
しんみりしていただけましたか?
秋ですからね。
記事を書くのはよいのだけれど、バトンを渡すのが苦手なのでチェーンナーさんにお返しします。
あとはよろしくお願い……します……
がくっ