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かいじゅうたちの住むところ。~WURCの日常~

 戸田公園の駅から徒歩10分のところの住宅街の中に、ひときわ目立つ建物がある。その建物に吸い込まれるように、自転車に乗ったまま入っていく人たちがいた。扉の奥を少し覗いてみると、壁がえんじ色で染まっている。そこにはWASEDA UNIVERSITY ROWING CLUBと文字が刻まれている。
----そう、ここは早稲田大学漕艇部。”かいじゅうたちの住むところ”だ。

上下関係編 -ピンポンダッシュ-

 早大漕艇部では、男子部員のほとんどが寮生活をしている。体育会の寮生活と聞くと、変な習わしや上下関係の厳しさ、理不尽なルールなどを想像する人もいるかもしれない。しかし、我が部で守らなければいけないルールはたった一つ。門限と消灯時間を守ること。それ以外は特に決まったルールはない。何か変わった決まりを挙げるとしたら、「ピンポンダッシュ」であろう。ピンポンダッシュと言われると、ドアホンを鳴らして走り去ることを想像するかもしれない。しかし、ここでいう「ピンポンダッシュ」は違うものである。「ピンポーン」と鳴った瞬間に、下の学年の人が玄関を目掛けてダッシュしなくてはいけない。(これをきっちり守ってる人は半数程度)

実際の雰囲気

 先輩・後輩でご飯に行ったり、遊びに行ったり、厳しい上下関係は無いように感じる。掃除班や同じ部屋のルームメイトごとに過ごす時間が多いため、学年を超えて仲良くなることができる。

挨拶例

艇庫での基本的な挨拶例をご紹介。
「お疲れ様でーす。」
「おつかれーす」
「うっす」
「おつ~」
ご覧の通り、人によって色が出ている。
こんな雰囲気なため、すれ違いざまに「オイスターソース」と挨拶してもきっとバレない。

ぜひ早稲田大学漕艇部に入部して、検証してみてほしい。

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