装いの庭のこれから
できるかどうかは置いておいて、”これから”のことを考えるのがとても好きです。少し時間をみつけては、さて、次に何をやろうかと、もそもそと考えに耽ります。
そういうときに描く”これから”は、一応現実に立脚しているものの、少し飛び抜けていて、背伸びが必要。でも、ゴールが見えて、決めてしまうから、ついついやると言ってしまう。いつもその繰り返し。
繊維・ファッションの専門分野を手紙社の世界観に融合させるのが自分の仕事だと思って布博を作ったし、その経験を今度は地場産業に活かせないかと富士吉田に関わりました。
次は、繊維の技術やデザインをアート・文化の文脈で価値を高めていきたい、というのはひとつあります。美しいものを作る作家の姿勢が好きだし、売れるのはもちろん大事だけど、より純粋な形でその人の魅力が伝えたいと思います。海外に強く心惹かれるのも、その延長なんでしょう。