退職祝い
昔から言われたことをそのままやるのが大嫌いでした。
小学生の自由研究は教科書に載っている結論ありきでまとめていくのが嫌だったし、みんなが当たり前のように高校に進学するのも納得が行かなくて中学で家を出ると言っていました。と書いてみると、かなり危ない人間ですね。
そんななので、今でも「そんなの当たり前」とか「常識」みたいな言葉には、「それは誰が決めたの?」とよく思ってしまいます。一応フォローすると、ただ反抗するのではなく、ちゃんと納得すれば従うくらいには大人になりました。そして、向き合ってくれる先輩方には感謝しています。
先日、富士吉田織物協同組合の理事長が任期を終えて退職されました。強い意見があるわけではないけど、なんとかしてやりたいって優しさが根底にある人で、1年だけやった協力隊のときにはいろいろとお世話になり(そして迷惑をかけ)ました。ハタフェスの実行委員に入ってもらったり、いろいろな職人さんを紹介していただきもしました。というわけで、一緒に協力隊をやった流しの洋裁人の原田さんと退職祝いをお渡しにいってきました。
市の組合の理事長で県の組合の理事長で、商工会議所の副会頭で、商工連合会の理事もやっていて、ハタオリで何かあるとなれば、声をかけなくても様子を見に来てくれて、実行委員にもなってくれて、面倒な会議にも全部出ていらした。いろいろなことが上手くいっているのは、なんだかんだ理事長の人徳によるところも大きかったと、7年関わってて思います。
理事長、お疲れ様でした!大変な期間の任期だったと思うけど、今の街の雰囲気は理事長のおかげでもあると思います。どうぞ末永くお元気で。