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競輪グランプリ2021👑 総合評価・展望 〈前編〉

 競輪沼から抜け出せない皆様、こんにちは。ナオです。
毎年恒例の競輪GP👑、ついに迫ってまいりました!!
今年は例年のGPと違い、徹底先行タイプの選手がいない番組構成となりました。
 もちろん、関東3車の3番手・総大将平原の悲願なるか!?といったところに今年の見所があるものだと私も感じておりますが、実際の展開はどうでしょうか?選手の指数と共に予想を組み立てていきましょう。
 

※指数だけで相当な量になってしまったので前・後半で分けることにしました。すいません。
〈前編〉各選手の評価・指数チャート
〈後編〉展開予想・指数比較・買い目

こんな感じで分けていきますので、ご自身の予想に合わせて購読いただければ幸いです。

まず前編は各選手の評価から。


1.番組 寸評・総合評価
 基本的な力を絶対評価しなければ、予想がうまくても車券は当てられないものです。今年もラインごとに評価していきます。
車番こちら⬇️

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 現ルールで有利な1番車は松浦。全員が1番を目指しているGPでは、初手のが本当に重要なのです。去年のグランプリでもS取りに拘った中国ゴールデンコンビは今年も位置取り優位に進めます。他地区がつく郡司は中段から主導権争いを見る7番手まで下げるか中段争いをするか。

⇦91  256  783  4

ではラインごとの評価です。


⑨清水(山口)- ①松浦(広島) 中国ライン
 
連携実績豊富なゴールデンコンビ。GPでも3回目の連携で今年こそという思いで挑むでしょう。車番有利に吉田のハコにいくのは郡司に展開がむくのでハイリスク。ある程度ペースを上げて中段確保が基本作戦でしょう。
 二人の指数チャートです。参考程度に考えましょう。

⑨清水裕友

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バランスの良い選手ですが、二の脚があまり効かないタイプの脚質で、入れ替わりが激しい流れになると伸びがありません。航続距離は最近のものではないので割引します。小倉競輪祭での落車からはある程度回復しているでしょう。

①松浦悠士

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 番手を回ることも多くなり、自力で勝つよりラインで勝つ競争が多い印象の松浦。直前に地元記念・広島G3を制して静岡に乗り込みます。今年の後半は調子を落としていましたが、復調一途と見て問題ないでしょう。必ず仕掛ける清水の番手も割増に。清水に番手を要求したのはGPの勝ちに拘る姿勢の裏付け。要所で必ず踏みます。


②郡司浩平(神奈川)- ⑤佐藤慎太郎(福島)- ⑥守澤太志(秋田) 東日本ライン
 他地区同士ながら、連携実績の多い東日本ライン。当然、他のラインよりは積極性のないレース運びになるかと思います。最低でも7番手の郡司ですが、自力の脚力はここでは小粒感否めず展開待ちになりそうです。
 毎年GPに仕上げている佐藤慎太郎は内を突く展開ができれば連まで。近況脚が仕上がっていた守澤は鎖骨開放骨折後のここでは流石に割引です。
 以下指数チャートです。守澤は参考値として。

②郡司浩平

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 去年の脚よりも良い状態ですが、やはりラインの力で勝ち上がるタイプ。馬がいなければこのレベルではなかなか勝負できません。とは言え展開を突く力は一級品で、前が縺れて隊列短くなれば、一発。

⑤佐藤慎太郎

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 佐藤も若くはないので、好不調の波はありますが、流石のS班マーカー。指数だけでいうと守澤よりも劣りますが、実績は断然トップで、守澤が万全でも番手は譲らなかったでしょう。今年も郡司の惰性もらって突っ込む気満々。

⑥守澤太志

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 広島G3の落車がなければ、穴候補筆頭だった守澤。荒いレースもありますが、要所で自力も出せるので今後も期待です。今回はバック9番手濃厚で、流石に連には推せず。


⑦吉田拓矢(茨城)- ⑧宿口陽一(埼玉)- ③平原康多 関東ライン
 満を持して登場、関東ライン。吉田は先行タイプの選手ではないですが、「関東から覇者を」という思いで、先行含む前々の組み立て。番手宿口はバランスとしては悪いのですが、相当世話になっている平原の前ということで気合が入ります。ちなみにヨシタクは逃げるとめちゃくちゃ強いです。

⑦吉田拓矢

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 これは驚異の指数。宿口と平原をGPまで連れていき、自ら単騎でG1を勝ち取った関東の立役者。弟の出来次第では、今後数年でGP覇者まであると思います。自分の型を重んじるならば、G1寛仁親王牌決勝の方なレース展開になるでしょう。しかしGPは型に拘るレースではないので、先行まで考えて。

⑧宿口陽一

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 自力自在選手として今年伸びた宿口。吉田・平原には程遠い数値で自力が物足りないことは本人も重々承知でしょう。世話になった吉田の後ろ、世話になりまくっている平原の前を任されたのなら、ここはやること一つ「平原を勝負圏まで連れて行くこと」期待します。

③平原康多

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 輪界の人気者、平原康多も30代最後のGP。さらに円熟味を増している関東の総大将ですが過去11回出場のGPには縁がなく、未だに戴冠なしは寂しいところ。見ての通り今年は脚も仕上がっており、機は熟したでしょう!売れ筋No. 1に応えられるか?

④古性優作(大阪) 単騎

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自力では足りない古性ですが、自在となるとめっぽう強い古性。チャートを見るとわかると思います。レースを読み切ることができれば、ゴール前勝負できる追い込み脚はあります。おそらく中国の後ろから前々踏む競走。


前編はここまで。ちと長くなりましたが、指数は絶対評価なので参考にはなるかと思います。後編では、実際のレース展開予想を組み立てていきますのでお楽しみに!ではまた。



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