回顧vol.5💫11月15日 初手の位置取りから見るA級ダブル決勝 〜玉野決勝 池野の自在戦〜


さて、先日の大垣玉野ミッドナイトとA級決勝振り返ります。私取れました🎊(宣伝です笑)

結果的には展開予想から取れたのですが、今回は初手(S)の位置取りをテーマに話を進めていきます。

この記事では玉野の決勝を解説します。

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並びは
  42 6 7513 ➡️
4車できる中四国ラインに兵庫の池野篠塚、そして竹山は単騎で。
池野は、もちろん優勝を狙いますが同県の先輩篠塚も連れ込んでのレースが理想。しかし、力拮抗の決勝で6番手から捲るのは相当力差がなければできません。何でもするというコメントはイン粘り狙うよということでいいでしょう。
小川は地元の蓮佛山崎が後ろについて先行必至。

では、レースです。

⬇️打鐘前2角
S取り切った池野は誘導と車間を空けて完全なるイン待ち。
勝負にたらればは無しですが、蓮佛が本気でS取れば小川がしっかり突っ張って地元を勝たせるレース展開も可能だったわけで、レース展開は全く違うものになっているはずです。
蓮佛は地元1番車で有利に運べる番組構成を活かせなかったということです。

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⬇️打鐘
小川はある程度踏み込んで誘導切りましたが、当然池野は有利なイン粘りです。
この時点で小川は後ろを気にしますが、蓮佛がしっかり絡まれてることを確認してペースを落としました。竹山もいますがカマされても差し切れる、実質逃げ1の展開に持ち込んだのです。
ここがナオの車券の狙いでした。

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⬇️最終1角
ここから小川は余裕のスパート。池野が番手取り切っても逃げ切れる可能性のあるタイミングで踏み込みます。

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⬇️最終バック。
蓮佛を競り落とした池野は1枚逃げの小川を射程圏。
ここからは追い込み勝負です。

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⬇️直線で見事に小川を差し切った池野の勝ち。結果的に1番安全に篠塚も連れ込んだ競争で、先輩も確定板に載せました。
初手の位置取りで池野は、イン待ちをして、ラインを連れ込むという強い意志を持ってスタートを取りに行きました。完全なる初手の位置取りの勝利といえます。

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