ブラックフライデー「買うのが当たり前」という雰囲気に飲まれそうになる
職場で「息子へのクリスマスプレゼントに何を買おう?」と悩んでいるパートさんがいました。
スマホで見ているページはAmazonの特設ページ。先週から始まったブラックフライデーを利用しておもちゃを探しているようです。今日はこのやり取りから巻き込まれそうになった、買い物の引力の話をします。
ブラックフライデー。ご存知の方が多いと思いますが、Amazonが定期的に開催する安売りイベントです。
折込チラシを新聞に入れて、来店を誘う店舗とは違い、ネットでPR、ネットで注文できるのがメリットですね。日本中、世界中の人に売り込むことができます。
イベントと銘打つだけあって、かなり安い。1割〜2割引きは当たり前。一世代前の家電製品や、どうしても市場シェアを広げたい品(今回はアレクサ対応商品)はもっと安く売られているものもあります。確かにこのページを見ていたら、「買わなきゃ損!」と思わされます。
かくいう私も、つい30分程前までAnker製のお掃除ロボットを思わずクリックしそうになっていました。
なっていました、ということは、今回は買わなかったということです。それはなぜか?
「身の回りのお祭り感につられて、買わされているような」気がしたからです。言い換えると、購入の動機が必要性ではなく、同調意識だったのではないか、と疑ったのです。
これと似たような経験ないでしょうか。
例えばお正月。2日、3日頃は福袋が恒例行事です。私が最後に買ったのは5年ほど前でした。PARCOで発売される文房具福袋のチラシに目をつけて(流されて)、早朝から並ぶこと2時間。冷え切った身体で中身が見えない袋を受け取りました。
では、中身は価値がある商品だったか?というと、違います。そのほとんどが自分の好みに合わない文具ばかりで、実家に来ていた姪や、娘に配って終わりました。これも、「その季節柄の雰囲気」に流された買い物で、自分が本当にほしいものではなかったからです。
買い物は、「生活に必要なものをそろえる」、生存のための側面だけではなく、楽しむために買う。レジャーの側面もあります。
ですが、自分の財布やさらに環境保全まで考えると、レジャーだけの買い物は極力控えたい。先程の福袋からの学びもあり、生活の楽しみは、買い物以外から感じるように心がけています。こういったnoteを書くこと、本を読み友人とその話題で語らうこと、といったアウトプットの趣味ですね。
そういったわけで、冒頭のパートさんのプレゼントの悩みは、理解はしても同調しないように心がけました。本当に必要ならいつでも買いましょう、という気持ちです。
「安物買いの銭失い」にならないよう、みなさんもお気をつけください。