100点満点のワークスタイルは無い 選択肢がある時に気をつけること
この先は右か、左か? そう聞かれたら、「どちらも100点ではない、程度が大切」と答えるのが、一番核心に近いかもしれません。
おはようございます。
先日スタンディングデスクについて調べていて、ある記事に出会いました。
私は5年以上スタンディングデスクはすなわち健康の代名詞!という言葉と共に生活してきました。しかしこの記事によると、必ずしもそうではないようです。立ったままの姿勢も、必ずしも良いことばかりではない。むしろ腰痛や、心臓病のリスクがあがるという研究結果が出てきている。
ちょうどこの文章をスタンディングデスクで打っている身の上、お尻がむずがゆい気持ちになります(いや、座っていないから使えないか)
では、今のデスクを手放すか、というとその判断もしかねます。なぜなら、さらに先に座りっぱなしのリスクに向けて注意の声が挙げられているからです。
まさに、前門の狼、後門の虎。どちらか一方だけを選ぶべきではないようです。
では、より健康に過ごすためにはどうしたら良いのでしょうか。そう考えると、最初に紹介したCNNの記事の文末にヒントが隠されています。
重要なのは、行儀よく席に着いていなければならないという発想から抜け出すことだ。もじもじしたりもたれかかったり、気が向いた時は腕立てポーズになったりすると、体は喜ぶに違いない。
両方の記事どちらも、座ること自体が悪、立っている事自体が不健康と言っているのではないことが読み取れます。
座りすぎが健康被害につながる
長時間立っていること(立ち過ぎ)が体の不調を生む
と書いてある。
つまり、していることそのもの以上に「程度の問題」だということです。
姿勢に限らず、食事にも同じことが言えます。牛乳は体にいい(これも諸説でていますが)としても、「牛乳の飲みすぎは良くない」と命題を出されたら、うなづく方は多いでしょう。
コーヒーはアルツハイマー予防になると言われていますが、「コーヒーの飲みすぎは睡眠障害を引き起こす」と言われたら納得すると思います。
姿勢も同じ。座るか、立つか、2択の問題、デジタル思考ではなくて、どの程度座るか、どの程度立つかという文章問題、アナログ思考の方が、より健康に近づくヒントになりそうです。
以上、スタンディングデスクの記事から程度の考え方について書いてみました。
実は、この記事を読む前から私のデスクにはハイチェアが一脚セットされていました(こちらが証拠写真)
継続して立っていると足が痛くなるので、断続的に立てるようにしたのです。このスタイルが実はベストなのでは!?と気づき、一人ほくそ笑んでいます。
このふくみ笑い付きのヒントが、みなさんの健康寿命を伸ばす一因になることを願って。