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居合とミニマリスト
ミニマルな生活スタイルのことを考えていたら、この生活って、居合抜きに似ているな、思いつきました。どうしてその考えになったのか。書きながら整理してみます。
居合抜きは、日本刀の使い方(流派)の一種です。
最近露出した作品を引用すると、映画「るろうに剣心」の主人公が秘技を繰り出す時に、居合を使っていました。
戦いの場にあって、あえて刀身を鞘に納める。抜いた瞬間、その切っ先が普通に振るよりも早いためです。斬る時だけ最速で抜く。そして終わったら納めます。
なぜこのイメージとミニマルなスタイルがかぶったのか。それは居合の意識付けが似ていると思ったからです。いつ、どう抜くか、納めるかという発想と、いつ、どのようにモノを使い、いつ手放すかという発想。道具との付き合い方に親和性を覚えました。
私が目指しているスタイルは、
毎日使う最適なモノがいつでも、すぐ手元にあること。
そして、その最適な生活のために、私が選んでいないもの、無くても生きていけるモノを手元におかないことです。
そして、使うものはそのタイミングだけでなく、自分の住まい、仕事、考え方の変化に合わせて移り変わります。
わたしたちは、1日の間で数万回何をするか決断しているそうです。
その決断が重なれば、1年後、3年後には全く違う生活習慣に従っているかもしれません。ファストフードを避けている私が、朝マックを毎日楽しむようになっていてもおかしくはありません。
そう考えると、最適なモノ自体も移り変わっていくと言えます。この移り変わりに、敏感であること。かつて必要だったものを、その思い出に引きずられないで、素早く手放す。するといつでもどこでも、今ここで大事なものがすぐに使えます。
この「すぐ使う」、「素早く手放す」というイメージが、抜刀と、納刀のイメージと重なりました。
ミニマリストは居合に似ている。ちゃんばら好きな元ガキンチョの皆さんに伝わることを願っています。