2024年 フラワーCの予想
■ペースが上がらず、逃げ、先行馬が勝ち負けする傾向
今開催は中山芝1800mで、中山記念、中山牝馬S、フラワーS、スプリングSと4鞍重賞が行われる。前記4レースを総合的にペースが上がりやすい順にあげると、中山記念、中山牝馬S、スプリングS、フラワーCとなる。
トップクラスが集う中山記念は馬場が悪化しない限り、各馬が2角から向正面にかけての急坂の下りで勢いに乗せるため、向上面で大きくペースが緩むことがほぼない。ゆえに最初の1角までの距離が約205mと短く、前半で急坂を上る逃げ馬有利のコースでありながら、前が崩れることもある。
しかし、キャリアが浅く、まだ体力がない3歳牝馬同士の戦いとなるフラワーCは、鞍上が2角からの急坂の下りをゆっくり下ることを意識するので、向正面でペースが上がらず、しばしば前残りが発生する。
ややタフな馬場で行われた2020年、不良馬場で行われた昨年は平均よりもやや速い流れとなり、差し、追込馬が台頭したが、過去10年中8回は平均よりもペースが遅く、過去10年では逃げ馬の優勝が3回ある。
また残る6回も3角2~5番手以内の先行馬で、馬場が悪化しなければ逃げ、先行馬が有利と言える。今年は馬場がややタフだが、明確な逃げ馬は不在。平均ペース前後で流れで先行馬が勝ち負けする可能性が高いと見ている。
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