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#16コーディネートに自分を忘れてない?

神奈川県の横浜でパーソナルスタイリストをしています、Caoliです。
パーソナルスタイル=おひとりおひとりへの「似合う」のご提案をしています。

今受講しているFPSSの講座では「マネキンが着る前提の組合わせとして成立するコーディネート」と「誰かが着る前提のパーソナルコーディネート」の2段階で学びます。
2段階あることは感じていましたが自力で体系化できはしなかった部分なので、新しい扉が開けそうでワクワクします。

雑誌を真似て、マネキン買いをして手に入るのは第1段階なんですよね。
数をこなす内に「私が着るとしっくりこないものの共通点」が見えるものですが、その前に諦めてしまった人やそれだけのコストを掛けるタイミングを逃してしまった人が、いわゆる「おしゃれ迷子」なのでしょうか。

イメコン診断はコストカットツールなので、使えばセオリーと好みの擦り合わせだけで済みます。でも焼け野原からチャレンジだと色同士の相性と自分との相性と、色が出してくる印象と好みと、服の形と体系との相性と、これも印象と好みと擦り合わせて、身体の質感と素材の質感の相性があって、好みとの差もあって、全体の印象が顔の印象的と不具合起こさないか、それは自分が醸したい雰囲気を噛み合うか、どこから検証していいのか、気が遠くなります。

その検証は、自分自身に対しては概ね済んでいるような気がしているこの頃ですが、たまに好みと希望が先行してしまって失敗もします。冬場が多いですね。寒いのが嫌でワンアイテム足したばかりに、というのをやりがちです。

「ノンプロ研」という非エンジニアのITスキルの研鑽・共有のためのコミュニティに所属しているのですが、そちらで「和服部」と「イメコン部」を立ち上げています。先日、その和服部でお買い物遠足を企画実施して来ました。
和服リサイクルショップで「これを着るためなら着られるようになるぞ!」と思える1枚との出逢いをアテンドしたいなぁという下心で開催しているのですが、ダントツで私が買い物しているのが実状です。なぜそうなるかというと、買う価値がある=着て私が魅力的または快適になるものが、私にはわかるからです✨
直近の開催時に「Caoliさんが引っ張り出した布は手の上だとオシャンな布でしかないのに、羽織ると素敵!って思う」とコメントをいただきました。私が私と布の双方が活きるセレクトができているということではないかしらと自惚れてもいいですかね。

私の自己評価はともかく、「あぁイメコンでやりたいのってソレだなぁ」と思ったのです。なんてことのないアイテムを、なんてこともない人が羽織ったら「素敵」だなんて、布を纏うにあたって最高の魔法ではないですか。

コーディネートする要素として「着る人」は外せないものです。けれど意外と忘れられがちです。
玄関の全身鏡で靴と鞄も揃えて最終チェックをするように「なりたい私」になれているか、いま一度だけ確認してドアを開ける人が増えたらいいな。
「何か違うぞ」と思った時のトラブルシューティングを作るお手伝いができたら、楽しいだろうな。

新規の受付を一旦ストップしてはいますが「これが欲しい人は私にやらせて!」と言えるような準備をしているつもりです。紆余曲折、右往左往もするかも知れませんが、どなたかの心に刺さるようなメニューをお待ちいただけたら幸いです。

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