要するに、吉崎はMrs.GREEN APPLE が好き。
ミセスグリーンアップルを知ってますか?(次からミセスと呼びます☺️
吉崎は夏に初めて聞きました。
『インフェルノ』はみんな大好きですね。
アニメで聴いて、『なんか誰かに似てるなぁ』と思って調べたら全く知らない人たちで、普段テレビも何も見ない私はとりあえず気に入ったインフェルノをYouTubeでひたすら聴いてました。(ちょっと前のアニメ曲、ハグルマに似てたことに後から気づきました)
9月の終わりに彼氏の浮気が発覚し、別れ話をした後、やりきれない気持ちをどうにかしたくて、3時間以上車を飛ばして海に行こうとしてました。
インフェルノだけを爆音で流してこのまま車で海にダイブしてやろうと夜中に抜け出して、18号線をひたすら北上して。
歌詞の一つ一つが心に染みるように涙が止まらなくてやりきれない気持ちを歌詞に乗せて叫んでました。山道なので民家も店もほとんどなく、近所迷惑なんて気にせず。
蛇足ですが、その時、18号線沿いのアダルトショップの前を通りました。そのしばらく後に豪雨でニュースに流れた時はゾッとしましたね…
結局その時は仕事終わりの彼氏を迎えに行かなきゃと思って帰宅しましたが、私にまだ未練がなかったら…泣ける場所がなかったら。海に沈んでたかもしれません。
結局、私は空っぽなんですよね。何をしようとしても「やっぱり必要ない」になるんです。幸せを感じても真っ先に「死にたい」が出てきます。「これ以上はいらない、また嫌な目を見る、今すぐ死にたい」と思うし、欲しくて買っても飽きて放置を繰り返すので心から望むものって無いんです。その代わりに意図せず失うと「私もなくなりたい、消えたい」と思ってしまう。
物事の変化に臆病で特に環境の変化が怖いです。
問題が起き、火がついて耐えきれなくなると飛び出すけどそんな時に飛び出したってお尻に火をつけたまま他人に迷惑をかけて。本当に生きてて惨めにしか思えない。
でも、そんな無鉄砲な子供がいまだに生きていて大人になった事を考えると、人に迷惑をかけないように頑張ってるみんなを見て、どうしてそんなに隅っこを歩くの?って思います。
吉崎は、愛とはどういうものかわかりません。
分からないなりに、亡くなった友人からもらった、数えきれないほどの無償の施しや、笑顔やハグなんかを愛なんじゃ無いかと考えていて、友人に言われた「この先、私の言葉を思い出したら他の人にも教えてあげてね」って言葉通り、これから先にできるたくさんの友達に返していきたいと思ってます。
人生ってなんだろう。いまだに答えは出ないけれど、ミセスの曲にはたくさんの愛が詰まっていて、聴いてるだけで幸せになれます。少なくとも吉崎はミセスと出会って人に優しくなったと言われます。
私は元々キツい言葉でしか、人に伝えることができませんでした。優しい言葉を使って勘違いされては意味がないと思っても、もっと優しい言葉をと思っても、優しぐしてもらったことがあまりない上、「想うこと」と「行動に移すこと」は違います。うまく優しくできないんです。キツい言葉を使って物事の本質に気付いて欲しい私は、ただ愚痴を聞いて欲しいだけの現状維持したい人とは対立にいると言って良いでしょう。
ちゃんと決断して欲しいと思う気持ちが、「成功も見えないのに同じことを続けて何になるの?」「なら死ねば?」って言葉になって、時には罵るような言葉になってしまいました。
優しい言葉でもこれだけ人を動かせるんだと知ったのがミセスの「choose」でした。
この歌詞には共感しかないのです。
昔からたまにものすごく賢いけど基本は容量の悪い子供で、いつも指摘しては否定されてふてくされてました。高校を卒業してから哲学や心理学を勉強してようやく「自分が正しかった」と知ったのですが当時は大人には敵わないものだと思っていたので怒られたら丸くなってましたね。
『教えてよ
君は何故、泣くのを我慢して呑み込んでるの?
偏った世の定規で図られる今日も
とりあえずさ』
中学の頃に「屁理屈こね回すな!」と親や教師によく罵られました。今思えば、あれは言いくるめられそうになったからこそ出た言葉なんですよね。
そりゃそうですよね。生意気にも口答えする生徒なんか目に見えた頭の良い子とハズレ者、ヤンキーしかいませんよね。よく一人でいた私はいじめられっ子と思われていたみたいだし、私の口答えがよほど気に入らなかったみたいで教頭にはセーラー服の襟を掴まれ階段を引きずられて生徒指導室に2日ブチ込まれたこともあります。あの後、襟が破れて自分で縫ったんですよ。一生許しませんよ。
「教えてよ
君は何故、「自分」と隠れん坊をしてるの?
形のあるものばかりに囚われる今日も
とりあえずさ」
この辺は素直だったのであまり共感はありません。でも、この頃「自分はなぜ生きてるのか?」と想うようになってきて、未だにわかりません。そういう意味での隠れん坊なら確かにその通りだと思う。
自分は自分が一番分かってると人は言いがちですが、その実、他人から見た自分というものを見たことある人はいるんでしょうか。そんな卑下しなくてももっと愛されているのに…と思う人ほど、他人に目を向けない印象があります。
「生ぬるいJUICEで乾杯
くだらない話に万歳
だって世界は昨今クラクラ
シンパシー壊れてしまった?
遣る瀬無い日々だからこそ笑おう
ワッハッハ』
ミセスは言葉遊びが大好きなのか、大半の歌詞で出てきます。似たような言葉選びなのに幅がすごく広い。曲もさることながら、歌詞はまるで短編小説を読んでる気分になります。
あまり他人に干渉しない、ある意味で形骸化した世界を『シンパシー壊れた?」と問いかけるあたり、とても好意的で好きですね。
『教えてよ
人は何故、「幸せ」と追いかけっこしてるの?
彷徨えたら楽だろうな
矛盾する今日もとりあえずさ』
幸せとは何かとずっと考えてきて、「これなら今私幸せじゃない!?」と思うことも多々ありました。セフレだろうが愛人だろうが、なんだろうがやってみた人生です。それでも疎遠になったと思うと「満たされて」なかったのかな。見返りのない優しさなんて、親以外からはもらえないけど、貰えなかった人は誰に貰えば良いのか。そんな事を考えながら聴いてると、やはり本当の意味で自分を理解して優しくできる人って自分しかいないんですよね、、
『生ぬるいJUICEで乾杯
くだらない話に万歳
だって世界は相当クラクラ
そんな気分なんかはBye-Bye』
重たくて嫌な気持ちになる話はやめて、楽しくしようぜって姿勢が、とても救われました。
『冷え冷えのJUICEで乾杯
悩みを打ち明けて信頼
ただ恐ろしや 人ってば簡単
どうか称すべき歴史に万歳
「不安ばっかの人生悪くもないよ」と言ってみるんだ』
『愛してるの声たちも
活気がなくなってきたな
それでもね このご時世にね
見つけたの 四つ葉のクローバーを』
薄い言葉を信じて裏切られて200万を親友だと思っていた相手に取られた吉崎はここで泣きましたね。
ちょうど彼氏にも裏切られた所でしたし。
『生ぬるいJUICEで乾杯
くだらない話に万歳
だって世界は昨今クラクラ
シンパシー壊れてしまった?』
ここで同じ歌詞が来ますが、さっきより言葉の深みが増します。
『ブルーな気分にBye-Bye
些細なことでいいからワイワイ
笑いあえる今日が私の
「幸せ」と呼べる対価』
そんな人生でも、笑えるなら良いじゃない!って笑い飛ばせる気持ちが大事なんだってやっと信じられるようになりました。辛いからこそ、辛いのだ。
楽しいこともちゃんとある事を忘れないで欲しい
『遣る瀬無い日々だからこそ笑おうか
さぁ泣いてもメゲても良いから
まだまだ行こうか』
くだらない、価値のないと思っていた私の人生も目に見えないながら、どこかで役に立つはずだから
やるせ無い気持ちも楽しい事に変えて笑い飛ばしてしまおうと思います☺️
ミセスの歌詞は「あれしてほしい」「これじゃいやだ」と逃げたい気持ちや身勝手な気持ちも全部包み込んでくれる歌詞です。
他にもbugの一節
『心の恋はノミだらけ
もう血だらけの 愛を立候補
その正体 衣だらけ
この血だらけの 愛は一等賞?』
最後のはてなマークが、自己否定ばかりで相手に合わせてばかりの愛は本当に愛なのか?と自己欺瞞を抱えてる気がしてとても悲しいし
Helloの歌詞の
『君はもう少しばかり
人をそっと愛さなきゃね
君はもう少しばかり
鏡の人を愛さなきゃね』
はミセスの中でもとてもわかりやすくストレートです
鏡=自分を写すもの、つまり自分をもっと愛して欲しいって事ですね。多分。
in the morningの
『頑張って頑張って
創りあげたモノが
簡単に簡単に
壊れても
笑える朝でいたいな
笑える人でありたいな』
なんて、毎回泣きますね。私にとって高卒資格はとても重たかったんです。バイトしないと学校に行けない。家事ばかりでロクに家で勉強もしなかったからいくら教科書を読んでも理解もできない。ギリギリ赤点を免れるだけ、マシだったのかもしれない。
そんな中で家出をして、あと単位をいくつか取るだけなのに。。何をするにもまずはお金、安く済ませると公立の通信制だけど、県外では教育委員会の許可が原則下りず、単位の持ち込みは許可されませんでした。つまり今までの単位を捨て、三年間、通い直しになります。
時間もお金もない中、私が選んだのは地元に毎週帰って同じ教育委員会の傘下の通信制高校に行くことにしました。交通費だけで月に3万を超えますが、一年でも30万です。私立に行くと4、5倍かかるし通い直しも論外でした。学費は授業が始まる前に全て払い終わるので、切手以外、にお金が掛からないのでそこは少し楽でした。
高校によってはPCから直接送信もできるみたいなのですが、通信制に通う子供は15から何歳でも可で、様々な事情があったり、単にお金がない家庭の人もかなり多いので私立ならまだしも、公立は9割手書きでしょうね。その分、切手は一通15円と安いので負担にもなりにくいです。
郵便局でワンシート買った時は『1シート100枚だけど…?』と驚かれました。もちろん全て使いました。取得単位の少ない私でも月に5.6枚出しますから。
主に定時制や通信制の高校は4年制、普通の高校よりも授業は固定で、行事も短い時間で済む代わりに四年通って単位を取る仕組みです。就労学生には、この日は授業が…とかで総体なども少なくなりますから、とても嬉しいですね。
ちなみにそんな学校では足りない単位を休みの日に別の高校で取り、3年で卒業することを、3卒と呼びます。
まぁ、そんなこんなで結構苦労したんですよ。
レポート(宿題)を毎月何枚も出さないといけないし教科書に大体答えが載ってますが、時にはわからないところも多く。
なにより登校が毎日ではなく一週間、二週間、夏休みは2ヶ月以上と日が開くのでだんだん人が減ります。
それに釣られる人も多く、レポート未提出で留年もあります。一番上の兄が通信制に通ってましたが、このタイプで私がレポートを手伝っていたのにもかかわらず卒業まで8年かかりました😇
残業が続いたりで出来なかったり、ちょっとサボるとさらにやりたくなくなる、そんな自制心が問われる学校で、レポートの期限も夏休みの間は存在しないので夏の終わりから人がガンガン減ります。夏休みの跡が通信制の本当の登竜門といえるでしょうね。
入学試験は素行がよほど悪いなどの減点がなければ警察にお世話になっていてもほぼ確実に受かりますが、4年後に残ってる生徒の数は3/1程度です。
自分語りが過ぎました。。
まぁとにかく、ミセスは人生を反芻してしまうほど心に響いてきます。
吉崎の、一押しアーティストです☺️
気が向いたらぜひ。
他にも『HOW -TO』とか航空機会社のテーマソングですし、音楽に疎い母でも『ロマンチシズム』のワンフレーズ「人生さ」は認知してました。
優しい歌詞も多いミセスですが、『おもちゃの兵隊』『ツキマシテハ』『VIP』『No.7』など、的を射たような鋭くキツい曲もあり、とても好きです。
吉崎の一番のお気に入りは『OZ』
オズと魔法使いの世界を謳っているのですが
本当は魔法なんてないんだよって最後の歌詞で現実逃避だとわかり、さらにその後の「魔法みたいじゃない」ととてもポジティブに持っていく。
リズミカルな曲と音階的なメロディがボーカルの歌唱力の高さを示していて、とても好きでした。
最後の歌詞
『風で飛んでいった自信もね
どこかで貴方を待っているの
ホントは魔法なんてものはね
最初から在りっこないのよ
涙出来る心が在るじゃない
絞り出せる知恵が在るじゃない
立ち向かえる勇気が在るじゃない
自分の中に既に在ったじゃない
魔法みたいじゃない』
特別なものはなくて良いと言われている気がして、聞くたびに毎回、涙が出て報われた気持ちになります。
長くなりましたが今日はここまでで。
ありがとうございました😃
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