見出し画像

血液のがん発症から⑩

通院から2か月ほど
ついに移植の日程が決まる。また入院生活が始まるが今度は辛い日々を送ることになりそうだ。
移植日の10日ほど前から入院し、移植前処置が始まった。全身放射線療法は1回1〜2時間を1日2回、3日間で6回受ける。これが照射出来るギリギリの線量らしい。全く痛みも何もはないが放射する音の凄まじさと時間の長さに疲れたくらいかしら?抗がん剤はエンドキサンという薬を2日間。通常使用の8倍ほど投与する。
副作用が少しでも軽くありますように…祈る。
移植当日、この日は無菌室への立ち合いが初めて許された。嫁さんは病棟、病室の閉鎖感に驚いていた。移植は輸血や点滴と同じような感覚で首の下に刺してあるカテーテルから400mlの末梢血を入れていく。手術ではあるがあっけなく1時間ほどで終了した。
移植後は最低でも40日くらいは嫁さんとまた会えなくなるので許される時間たくさん話をした。

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?