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施設で毎月かかる費用計算 算出方法について

皆さん こんにちは

さて、今日は介護施設にかかる費用について語りたいと思います。


介護施設といわれるところの料金体制は計算方法が複雑で非常にわかりにくいです。けれども料金は施設選びにおいて最も重要ですよね。

施設でかかる毎月のコストは非常にわかりにくい!

なぜ分かりにくいかと言うと、施設の形態というか種類がかなりたくさんあるためです。

  • 公的な施設(特別養護老人ホームや老人保健施設)だと、世帯が課税 非課税で料金の減免を受けられることがあります。(非課税かどうかで支払う額が全然違います)電気代、オムツ代も保険適応されるのも結構大きいです。

  • 住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅だとホームページやパンフレットに記載されていない料金が結構かかります。

  • 介護付き有料老人ホームやグループホームが比較的に料金が明瞭です。(理由は介護費用が定額制だから)

一番わかりにくい施設の支払い内訳について解説します

上記の中でも「住宅型有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅」は料金体制が最も分かりにくく、表記しにくいです。

そもそも、こちらの施設は、厳密には介護施設ではなく、あくまでも「住宅」というくくりになります。

これは見学等に行って、施設職員からサラッと説明を受けても理解できないご家族が大勢いるぐらいわかりにくいことです。

極論をいうと、一軒家やマンションなど今まで住んでいた自宅と何ら変わらないということです。介護保険上の仕組みではあくまでもただの集合施設であって、介護施設という分類ではありません。

ただし、食事を提供してくれるし、24時間介護資格を持った方が館内にいますし、ナースコールの対応もしてくれるところがほとんどです。

けれども、「在宅」であるので在宅ケアマネージャーが一人ひとりのケアプランを作成して、介護サービスをカスタマイズします。そのため、利用料金も同じ介護度でも人によって差がでます。

サ高住などによっては、「区分支給限度額目いっぱい費用負担してもらいますよ」という説明をサラッとされるところも多いですが、本来はそういうものではありません。必要なサービスをひと月に目いっぱい利用した場合のみ、その介護度で使える単位(介護保険制度のポイントのようなもの)が区分支給限度額になるという考え方です。介護度が身体能力よりも重く出ていて、実は結構自分でできることが多く、排せつも自立しているケースだとほとんど区分支給限度額までのサービスは必要ありません。

さて、話がそれました。

だいたいの住宅型有料老人ホームやサ高住では、家賃、共益費、生活支援サービス費(見守り代、ちょっとした介護保険外サービス)は必ず掲載していますが、食費を別に記載したりしていて、結局全部でいくらかかあるのか非常にわかりづらいです。

細かく上げていきますと、ほぼかかるだろうと思われるものは以下の通りです。

  • 食費

  • 電気代

  • オムツ代(人によります。オムツがいる方はセットでプラスチック手袋代やおしり拭き代もかかることが多いです)

  • 医療費(訪問診療代、薬局にかかる費用、緊急往診時の夜間のタクシー代がかかることもあり)

  • 日用品費(トイレットペーパー、入浴時に使用する物など、洗濯洗剤、ティッシュ、口腔ケア用品、カット代などなど)

細かいことを言い出したら結構きりがないのですが、上記内容はほぼすべての人が必要な費用となります。

ということで、入居を検討するときには、

「で?結局のところ、ざっくりと月にいくらぐらいかかるの??」

を答えてくれたらいいということになります。

サ高住などの施設に係る大まかな費用の出し方


お待たせしました。結論です。

パンフレット等に書かれた金額に、入居される方の介護度による区分支給限度額の単位(要介護4だと30,938単位)を円に計算して×2をしてください。約6万円ですよね。

これは介護保険負担割合が1割の方を対象にした計算ですので、2割・3割の方は対象外です。(ほとんどの方は1割だと思われます)

サ高住のパンフレットやホームページなどで、月額13万円と書かれていても結局込み込みだと19万円ほど掛かるよという話です。乱暴な計算ですが。

本当はかなり個人差がありますし、オムツ代を安く購入できる施設等でも変わってきます。

今回の記事で言いたいことは、書かれている費用は信じちゃいけませんよってことです。

結構、なんだかんだで追加料金がかかってきます。自費の介護サービスを請求する施設だとこれ以上かかります。

かと思えば、私が上記で提案した計算方法よりも安く済む施設もたくさんあります。

入居時にかかる費用(敷金など)も結構、要注意ですが、毎月かかる費用をある程度でもざっくりと把握しておかなければ後で大変なことになります。

当然、入居前によくよく検討されることかと思いますが、しっかりと確認してから施設を選択しましょう!!

まとめ

  • 住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などで毎月かかる費用は分かりにくい

  • 住宅型有料老人ホームやサ高住で書かれている費用にはプラスアルファが書かれていないためしっかりと確認が必要

  • 大まかな計算方法は、入居者の要介護度の区分支給限度額の単位を円に置きなおして2倍した額を基本料金に追加すると大体の目安になる


以上、参考になればうれしく思います

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なんだかんだで目に見えないお金がかかる施設もあります。
しっかり把握しておきましょう!




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