見出し画像

生活保護を受けることに抵抗がありますか?

社会保障制度 最後の砦「生活保護」を知っておきましょう!

最初に
「生活保護を必要以上に遠ざけるな!」

最低限の文化的な生活を送ることは憲法でも保障されている権利です。

ですが、自分にとっても自分の身内にとっても生活保護が遠い存在のように思っておられる方も多いかもしれません。

また、生活保護を怠け者が受けるもの、あくどい考えの人が受けるものというネガティブなイメージで捉えている方もいるかもしれません。

ごく一部の方は、確かにそのように見える方もいるかもしれません。でもそれは外側からだけ見た主観的なものかもしれません。人それぞれの事情があって、生活保護に至ったケースがほとんどです。
まず最初に言いたいのは、生活保護を受けて楽してやろうと考えるのは間違えていますが、生活保護受けるのは恥だとか迷惑をかけるという考えも捨てて良いと言うことです。

生活保護とは何か

資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する方に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長する制度です。(支給される保護費は、地域や世帯の状況によって異なります。)
(厚労省HPより    詳しくはこちらを参照してください)

生活保護を受ける資格は

こちらも、ここで長々と書くより確実な情報(上記 厚労省サイト参照)を見ていただいた方が間違いないと思います。
ただし、詳細はお住まいの自治体の福祉事務所にお尋ねください。

ここであえてお伝えしておく必要があるとすれば、生活保護を受けるのには基本的に「住民票が必要であること」=住む所が要るということ。

2ヶ月以上の生活費に該当する現金や資産があれば、受理されるのは難しいと言うこと。

後は、相談に行く際にはなるべく1人ではなく頼りになる人(ケアマネでも民生委員でも近所のおばさんでもOK)と一緒に行き、1人では行かない方が良いと思います。

1人でもしっかりと自己主張できる方なら良いですが、特に気の弱い人は2人で行くことをお勧めします。

自分の親が生活保護を受けることについて

誤解されている方がいるかもしれませんが生活保護を受けておられる方で生活費の全額を生活保護で賄ってもらっている方は少数です。

国民年金や厚生年金を貰っても最低生活費に届かない分だけを補填してもらっている方がほとんどです。

もし、自分の親が年金だけの生活で切り詰めながら生活している場合は、一度検討してみても良いかもしれません。

介護が必要になるまでは何とかやりくり出来ていた方も、介護サービス費やらオムツ代が多くかかるようになる場合は検討してください。

お金が無くなっていく不安と向き合いながら日々生活して、食費すら削ってやりくりされている方は少なくありません。

若いうちから家計を見直して、生活保護を受けなくても生活していけるだけの貯蓄をしていくことは大切なことかもしれません。しかし、高齢になってから、経済力を回復させることはかなり困難なことです。

自分の兄弟や親が生活保護を受けることになっても、負い目や引け目を感じる必要はありません。

葛藤する気持ちは分かりますが、大事なのは自分も含め、大切な人の生活を安定させることです。

子供が親に経済的な支援が出来るのなら、それはそれで良いことですが、自分の現在の生活や将来の安定を捨て去らないといけない理由はありません。

要介護状態の高齢者夫婦や一人暮らしで、自宅での生活が困難な場合でも安心してください。民間の(住宅型有料)老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅でも生活保護受給者でも入れるところは少なからずあります。

今のところは何とか生活出来ていても、施設に入れるだけの預貯金はない方でも何とかなります。

この事を知っておくだけでも不安にならず、生活できるかと思います。

悪用することは許されませんが活用出来る社会資源は活用して良いのです。


最後まで読んで下さりありがとうございます。

もし少しでも参考になりましたら、「スキ」もしくは「フォロー」をぽちっと押して頂けると非常に励みになります。

(お金の)心配や悩みは健康も害することになります。誰かから後ろ指刺されるんじゃないかと思う必要はありません。
国民の権利を堂々と主張しましょう!




いいなと思ったら応援しよう!

ライト
わずかでもサポートしてくだされば、本当に励みになります! あなたのサポートを糧に、より良い情報を提供したいと思います!!