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人気ケアマネライター・監修者・中谷ミホさんがキャリアアップに挑戦│インタビューで地元広島を元気に!
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今回のnoteはWebライターラボメンバーであり、インタビューライター講座同期の中谷ミホさんへのインタビュー企画です。
中谷ミホさんのXはこちら
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「SEO記事をメインに書いているけれど、他のスキルも身につけたい……」とお考えではありませんか。
人気ケアマネライター・監修者の中谷ミホさんは介護職からライターに転身し、さらにはインタビュースキルを習得してキャリアアップを目指しています。中谷さんはインタビューを通して「広島で活躍される方をもっと多くの人に知ってもらいたい」といいます。
ライターのキャリアアップに興味がある、インタビュースキルをつけたい方は、ぜひご覧ください。
一念発起して介護職からWebライターに転身
ーーライターになる前はどのような仕事をされていましたか。
短大で介護学を学んで介護施設に就職しました。育児休業した期間もありますが、20年間働きましたね。
普段の業務ではケアマネと相談員を兼務して、入所者とご家族の疑問や不安を解消するフォローや介護保険にまつわる事務を中心に働きました。
ーー20年という長いキャリアを積んできたのですね。そのまま介護の仕事を続けようと思わなかったのでしょうか。
仕事に不満はありませんし、やりがいも感じていました。ただ、 体力やメンタルのことを考えたら、ずっと現場で働け続けられるかなと疑問に思ったんです。だから、長く勤めた介護施設をきっぱり退職することにして、在宅ワークを検討し始めました。
ーー在宅ワークにはいろいろな種類がありますが、なぜライターを選ばれたのですか?
もともと書くことが好きだったことと、パソコン1台で始められる手軽さからライターを選びました。自分が一番できそうな在宅ワークがライターだったんです。パソコンを買い替えたり、本やYouTubeで勉強したりしてライターを始めました。
ケアマネライター・監修者のパイオニアになる
ーーライターとしてどのように初めての仕事を獲得しましたか。
退職と同時にフリーランス向けのオンラインサロンに入って、初仕事を獲得しました。金融系の記事を書いたのですが、調べるのも書くのも難しくて大変でしたね。
そこはあまり活発なサロンではなかったのですぐにやめて、クラウドワークスで仕事を探そうとしましたが、なかなかうまくいきません。月に10万円を稼ぐことが目標でしたが、壁を超えられずに何ヶ月も停滞している感覚でした。
ーー意外ですね。介護の記事に関わるようになったのは、さらにその後ですか。
私は、ケアマネージャーの資格を持っているのですが、2022年ごろから立て続けにオファーをいただいたんです。それまでは「介護系のSEO案件は少ない」といわれていたので、他の分野の記事をメインに書いていました。
ーー金融・医療・教育の分野は案件が多いといわれていますね。たしかに介護はそこには含まれていません。
でも、依頼が思いのほか多かったので「これはニーズがあるのかも」とXやnoteのプロフィールに「介護ライター」「ケアマネライター」と肩書きを加えました。
すると実際に検索して、私にたどりついたというお話がいくつもあったので、とてもありがたかったです。
ーー高齢者の人口は増えていますから、需要が伸びているのかもしれませんね。
介護保険のプロといえば「ケアマネ」というイメージだから、需要があると思います。 高齢化が進むなかで介護の必要な方が増えれば、介護の情報を探す人も必然的に増えますよね。だから、介護メディアの需要があると考えています。
最近は、記事の監修依頼も増えていますが、こうした背景からたくさんお仕事をいただいているのでしょう。
ーー監修では具体的になにを行いますか。
ライターさんの文章のチェックが主な仕事です。法律や制度について間違いはないか、出典元の情報と照らし合わせて確認します。
また、人権や尊厳を損なう表現、差別と取られるリスクを感じたら、別の表現に書き換えるよう提案もします。介護を受ける方やご家族が、安心して読めることが大切ですね。
ーーさすがプロですね。だからケアマネ監修・ライターの依頼が絶えないのですね。
ええ。でも、継続的に依頼していただくお客様や新規の依頼がある一方で、待つ姿勢だけではいけないとも感じています。
最近では「ケアマネライター」を名乗る人も出始めています。そうなると、どうしても仕事が減ってしまうのではないかと危機感を覚えたんです。そこで、スキルアップのためにWebライターラボのインタビュー講座に入りました。
インタビューで地元広島を応援したい
ーー現状維持に留まらずスキルアップに挑戦ですね。インタビュー講座では、なにを学びましたか。
聞く力・書く力を実践的に学びました。全5回の講義のなかで、徐々にステップアップしながらこれらの力を伸ばすため4つの課題を行ったんです。
初回はインタビュー音源の記事化。2回目は、受講生同士でインタビューして記事を作りました。3回目は企画、最後の課題は、企画案をもとに実際に取材から執筆まで行います。
それぞれの課題を講師ががっちり添削するので、自分では気づけないようなミスを指摘されて一気にスキルが伸びます。ただ、やはり4回の課題だけでは圧倒的に経験が足りませんから、自主的に練習しなくてはいけません。
ーーどのように取材の練習をしていますか。
仕事の合間に受講生同士で相互インタビューして、記事を書く練習をしています。聞くのも書くのも数をこなすのが大事。SEOライティングも始めは難しかったけれど、書いていくうちにだんだん上達していきますよね。
それと一緒で、インタビューも場数を踏まなくてはいけません。ストーリーを組み立てたりつないだりするのも難しいですが、どんどん経験値を増やして上達していきたいですね。
ーー仕事の幅がインタビューで広がりそうですね。
はい。まずは、介護系メディアのインタビューで貢献したいです。たとえば、流動食のレトルト食品を使っている在宅介護者に取材して、その商品の良さをアピールする記事などでお役に立てるのではないかと考えています。
また、せっかくインタビュースキルを習得したのですから、ニーズのありそうなメディアに自分から提案したいと思っています。その流れでいうと、私は地元の広島が大好きなので、ゆくゆくは地域に貢献するライターになりたいですね。
ーーそれは積極的ですね。なぜ地域に貢献したいと思ったのですか。
フリーランスのライターになってから、異業種交流会などに参加するようになりました。そこで広島で活躍する「人のため、皆のために働いているステキな人」にたくさん出会うようになったんです。私自身も、地域の人の魅力やおもしろさを肌で感じて、もっと多くの人に知ってもらいたいと思うようになりました。
ーー具体的にどのように広島を応援したいですか。
将来的には「地元を応援するメディア」を運営したいと思っています。だから、まずは地域創生ジャンルのメディアに参加して、取材記事の経験を積んでいこうと考えています。
記事で地域のおもしろい人たちを紹介できたら地元の発展にもつながるし、ライター冥利に尽きますよね。飲食店やものづくりなど地域に根づいて働く人を取材して、広島を応援していきたいです。
ーー現状に留まることなくキャリアアップされている中谷さんに大変励まされました。本日はどうもありがとうございました!