バーチャルキャスト配信を1年やってみて思ったこと(その2)
この記事は前回の記事の続きとなっています。前回をまだ読んでいない方は前回の記事もぜひお読みください。
ご挨拶
こゃ~ん(挨拶)。どうも吉田鵺です。前回は「バーチャルキャストとは?」というところをメインに書いていきましたが、今回は「兎の罠に鵺がかかる」という私のバーチャルキャスト配信の番組からバーチャルキャストをやっていて思ったことを書いていきます。
「兎の罠に鵺がかかる」
タイトルが決まるまで
バーチャルキャスト配信を始めた当時は「みんな週1くらいでやってるなぁ。定期的にやらなきゃいけないのかな」と思っていましたが、結論から言えばその必要は全くないと思います。もちろん定期的に配信をしたほうが人は集まるとは思いますが、私にそのスタイルは無理でした。だってFF14のコンテンツ消化あったり、GTFOやりたい時だってあるもん…。
なので、配信をやるのは「自分に余裕があるとき」に限って放送をすることにしました。なので必然的に配信頻度は低くなります。
配信を始めてひと月、配信の練習も兼ねて頻度多めにやっていたためすでに7回ほど放送をしていました。「タイトル募集中」として配信をしていて、いくつか視聴者さんから案はいただいていたのですが、ピンときていませんでした。
私が狐をモチーフにした子をお借りしているので、「狐」をうまく絡めたタイトルにしたいなぁとは思っていました。しかし、バーチャルYouTuber(Vtuber)に狐系がかなり多いとは感じていたのでありきたりになりそうだったのでかなり悩んでいました。
そこで慣用句表現が好きだったので、「狐」をつかった慣用句を探していたところ偶然ぴったりな慣用句がありました。
実際の狩りについては詳しくないのですが、兎を狩るための罠に狐がかかることは極めて稀らしいです。
私がやりたいときにやる、というスタンスの配信を見ることができる人はきっと幸運的なタイミングでニコニコ生放送を開いてくれてた人じゃないと見られないのでは…?と思っていたのでぴったりだと感じました。
そこに私の要素として「鵺」を入れて「兎の罠に鵺がかかる」が誕生したというわけです。
思いつきで決めたわりにはかなりしっくりくる配信タイトルになったのではないでしょうか。私としてはかなり気に入っています。
視聴者さんに助けられている放送
配信をやっていてつくづく思うことは、視聴者さんにいつも助けられているなということです。
今まで生放送をやったことがほとんどなかったので、音量調整が意外とうまくいきませんでした。結構視聴者さんから「音声が二重に聞こえる」とか「音が小さい」と指摘は受けていました…。
また、前回の記事で少し書いた「ハッシュタグ連携」に使うハッシュタグも実は視聴者さんからアイデアをいただきました。
バーチャルキャストのハッシュタグ連携はかなり大事です。バーチャルキャストではアプリ内のカメラで撮った画像をTwitterに投稿することができるのですが、ハッシュタグ連携をすると凸者として他の人のスタジオにお邪魔して取った写真をそのスタジオに落とすことができます。つまり、凸先のスタジオの人にシェアできるのです。
「兎の罠に鵺がかかる」で心がけていること
私が配信をするときに心がけていることについて備忘録的に書き残しておきます。
~視聴者さんの名前を覚える~
えっ!?って思われるかもしれませんが、私は人のことを覚えるのがとても苦手です。苦手、というか嫌いというか、前日会った人の名前ですら覚えていなかったりすることもあります。
ニコニコ生放送であれば、コメントとともに設定されていればアイコンも落ちてくるので、「ああ、このコメントの書き方は〇〇さんだな」といった感じに徐々に覚えていくように心がけました。おかげでよく来てくださる方の名前とアイコンは覚えたと思います(いつも皆様ありがとうございます)。
~自分のやりたいことをやりすぎない~
「今日はこれについて話そう」と決めて配信を始めたとして、私の雑談からコメントで盛り上がった場合の話です。そんなときは視聴者さんとの交流をメインとして、流れに身を任せるようにしています。自分の知らなかった世界、知らないことの知識が広がって新たな興味となりました。
「兎の罠に鵺がかかる」には鉄道趣味の方が結構いらしてくれますが、私自身は実は全く鉄道のことがわかりません。ですが、その方々のコメントを見ていたり、動画サイトのURLをいただいて配信の中でその動画を見ていたりする配信もそれはそれで楽しんでいます。
~凸に来てくれた人のアバターの話題を話す~
これは割と最近になってからなのですが、バーチャルキャスト配信中にゲストさん(凸者)が来てくれることがあります。
バーチャルキャスト内には最初からみんなが使えるデフォルトアバターもありますが、凸者さんでデフォルトアバターの方はあまり見かけません。たいていの場合自分の個性をばっちり出したアバターで来てくれます。
自分のこだわりポイントを褒められて嫌な人はいないと思うし、これも一つの話題だと考えています。
あとは一つ前のポイントにもなりますが、お話をしたほうが印象に残りやすいので人を覚えるところにつながると思います。
最後に
やったほうがいいと思うこと
バーチャルキャスト配信を1年続けるために役になったと思うことを書いておきます。あくまでも個人の感想なので効果は個人差が大きいと思います。
~自分の配信を見直す~
音量調整の話でも触れましたが、自分の配信は毎回とは言わずとも何回かに1度は見直すべきだと思いました。「こいつ(自分)の話してること聞き取りにくいな」とか、「ここに置いてある小物邪魔じゃね?」とか、第三者の視点に立たないと気づかないところが多かったです。
~ほかの人の配信に参加してみる~
バーチャルキャスト配信をやっているのは自分だけではありません。ニコニコ生放送でほかの方の配信を見てコメントしてみたり、時間があるならバーチャルキャストから凸者として配信に映ってみるようにしています。これは、ほかの人の配信の流れをみることで自分の配信のヒントになることも多いと思います。
特に私の場合は最初のうちは自動延長を使って生放送をやっていましたが、途中から放送枠を区切って生放送をするようになりました。
凸者としてほかの方のスタジオに行くと、VCIをもらいに行くことができるというメリットもあります。コメントビュワー、インテリア用小物など、SEED ONLINEで探すのもいいですが、バーチャルキャスト内であればアイテムを選択して特定の操作をすると(公開されているものであれば、)そのまま自分のインベントリに入れることができます。
~コメントをくれた視聴者のアイコンを保存する~
これはなぜだかわかりませんが、たいていの配信者がやっているので儀式みたいなものだと思います(えっ)。私の配信だと「視聴者さんの頭」として保管させていただいています。
あとは、バーチャルキャスト内で写真をとってSNSにアップロードするとVtuberっぽくなります(私は狙っているわけじゃないけど…)。
~コメント読み上げツールを用意しておく~
これはニコニコ生放送に限らず、多くの配信者さんがやっているとは思いますが、これは絶対あったほうがいいと思います。
「え?別に私はコメント全部見るからいらないよ」って人も居るかもしれませんが、意外と目は忙しいです。耳からコメントが入ってくるとすぐに対応できることもあるので(音量が小さい、大きいなど)、入れて損はありません。
導入方法自体は少し検索するといっぱい出てくるとは思うのでここでは省略しますが、私はわんコメで取得したコメントを棒読みちゃんと連携したVOICEVOXで読み上げてもらっています。
わんコメ
VOICEVOX
https://voicevox.hiroshiba.jp/
やらなくていいと思ったこと
これはいらないかも?とか、やって後悔したことです。あくまでも個人の感想なので効果は個人差が大きいと思います。
~アーカイブ動画を投稿する~
「自分の配信を見直すため」に投稿していたのですが、いらないと思いました。完全に自分用としかならなかったです。バーチャルキャスト配信は視聴者と配信者の距離が近い放送が多く、その当時の流れがとても大事です。なので視聴者があとから「あー、〇〇さんの配信見逃してたから動画サイトで見ようかな」とはあまり思わないような気がします(少なくとも私のアーカイブ動画の再生数はそんな感じがします)。
あとは自分で見直すにしてもそんなに過去さかのぼって見るかといわれれば、せいぜい数回分あればいいかな、と思いました。となるとニコニコ生放送のアーカイブ保存期間内に見ればそれで充分だろうと思って、ここ最近はアーカイブ動画を投稿するのは中止しています(声が多ければ再開するかもしれませんが今のところは投稿する予定はありません)。
~露骨にコメント稼ぎをしない~
ニコニコ生放送では誰かが自分の放送を視聴してくれると「〇〇が好きな人が来場しました」と表示されます。それを見て「〇〇が好きな人いらっしゃい!ゆっくりしていってね!」くらいの挨拶はいいと思いますが、「コメント書き込んでいってくださいね」等のコメントを書かせようとする行為はやめたほうがいいと思いました。
コメントはもらえると嬉しいですが、こちらに興味を持ってもらえるような配信でなければおそらくそっ閉じされていることと思います(ニコニコ生放送だと同接数の表示はないので今何人みているのか知ることはできない)。コメントは来たらラッキー、程度にやっていきましょう。
バーチャルキャストのすゝめ
ここまでかなり長くなってしまいましたが、声を大にして言いたいのは「バーチャルキャストはいいぞ」ということです。いきなり配信しよう!はちょっとハードルが高いかもしれませんが、まずは誰かの配信を見ることから始めてみるのはいかがでしょうか。
私の記事を読んでいるってことは多分VR機器はお持ちだと思うので、配信を見ていて気に入った人がいれば(相手に充分な配慮をしたうえで)、凸者として配信に参加するともっと楽しみが広がるとは思います。
もちろん「兎の罠に鵺がかかる」に凸してくれてもいいんですよ!
(ただし配信日時は不定期)
この記事が、バーチャルキャストへの興味の一歩となれば幸いです。
それではよいバーチャルキャストライフを!