種を残さない、という選択
「知的能力が高い人は、生殖能力が低下するという検証結果があるんだよ。」
そんなこと考えたことなかった。
知的能力が高い人は、地球のいまの状況に憂いていたり、仕事をバリバリとこなす上でのストレスを抱えていたりが影響して、精子や卵子の量が減少するそうだ。
未来に自分たちの種を残そう!という想いが薄れることが原因らしい。
そして、不妊治療なんて言葉も、30を超えてくると当たり前のように聞こえてくるようになる。
でも、目の前にあるものをそのまま受け入れて、生活をしている人たちは、すでに子どもを2人、3人と授かっていたりする。
年収がどう、とか、未来がどう、とか、あんまり深く考えていないかららしい。
わたしの地元にいる子たちも、けっこうそんな人が多いように思う。
彼らには不妊治療なんて言葉すら、遠いことのようだ。
そして、わたしの周りの人たちは、なんでか未婚だったり、結婚をしていても子どもがいない人が多い。
その理由の一つは、まだまだ自分自身の人生に深くコミットしていたい、というのが大きいように思う。
やりたいことが、目の前に山のようにあるのだ。
そして、自分自身がまだ成熟していなくて、子どもはまだ早い、と思っている人が多いようにも感じる。
だから、本能的に、潜在的に、こういう人たちは積極的に種を残そうという動きにならない、というのは衝撃だった。
高等生物は、優秀な種を残そうという動きになるものだと思っていた。
けど、たしかに、絶滅危惧種になり得たり、自殺する生物は知的能力が高い生物だった。
地球の生態系が狂ってきて、シャチは子どもを産まなくなってきているらしい。
そして、氷山に体当たりをして自殺するシャチも出てきたとか。
結局のところ、自分にパートナーができないのも、結婚の気配が訪れないのも、子どもを産む予定がないのも、自分の知的能力が高いからなのかなって思ってみることにしたり。
そのうち、ふと未来に子どもをって思うときがくるのかなぁ