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"女の子"という檻

「週に1回は職場の女子とランチに行って、ネイル新しくしたとか、コスメの新色がかわいいとか、そういうキラキラの話しないとなんですよねー」
「趣味もなくて、暇だからって残業代稼いでる30代独身彼氏なし女子が、いつか自分は医者と結婚できると信じてるんだよね」

お、おそろしい。。

自分はいつから『女の子』というレールから外れていたのだろうか。
ヘアも、ネイルも、ファッションも、コスメももちろん好きなのだけど、新作を追いかけてるわけでもなく、流行の最先端をいきたいわけでもない。

いつからか、自分スタイルができていた。

たぶん、そういういわゆる"女の子"というものが苦手で。
避けてたら、周りには自分に似たタイプの女子しかいなくなってたのだけど。


そもそも、なんでそんな「シンデレラシンドローム」的な考えが浮かぶんだろう、と考えた。

そういえば、小さい頃、幼稚園生だった頃、
多くの女の子たちの将来の夢は「お嫁さん」だった。
(わたしはひねくれていたので、誰ともかぶりたくなくて「ぬいぐるみ屋さん」って言ったのを覚えている。)

20数年前、子どもを産んだ女性は、ほとんどが専業主婦になっていたと思う。
だって幼稚園で書く『お母さん』は、家事をしていることを期待されていたし。わたしの"お母さん像"も、やっぱりごはんを作っていたと思う。

自分たちの一番身近な女性の大人はお母さんで、『お母さん』は『お嫁さん』だった。


そんな教育を受けてきたわたしたち世代は、就職するちょっと前くらいから男女平等が言われ始めて。
いまでは、かなり浸透してきているとは思う。

けど、そこに対応できてない人もいるんだなーと思った。

そういう人は、終着点として、"結婚"と"出産"があり、その結婚相手は、三高だったりするんだろう。

そして結婚をしたら、仕事はそこで終了。
経験とか、キャリアとか、積む必要もないんだろうな。


わたしの周りにいる女子は、みんな仕事が好きで。
恋愛以外のこともすごく楽しんでいる。

それこそ、メイクも、ファッションも自分のため。
どっちがいいかは人それぞれだけど、わたしはそっちのほうがいいように思う。

誰かのために着飾るんじゃなくて、自己表現として楽しんでいきたい。


いまの子どもたちは、大人をどういうふうに見てるんだろう。
将来の夢はなんて描くんだろう。

『女の子』はどういうふうに変わっているんだろう。


All photo by me.

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