わたしは道具ではなく、一緒に作る"手"でいたい
12年以上ぶり、突然のDM
久しぶり
仕事の話なんだけど
今ってフリー?ウェブデザインとかできない?
よっしーができそうなら仕事振りたいんだけど、できそうになければフリーでHP作れる人紹介してほしいんだけどどうでしょう?
大学時代にアルバイトで一緒だった子から、12年ぶりくらいにインスタのDMで突然、連絡がきた。
いやいや、ちょっと待って。
これめちゃくちゃ失礼じゃない?
わたしが"できそう"なら、仕事を"振りたい"?
"できそうになければ"、人を紹介してほしい?
思わず『仕事を振る』で検索してしまった。
仕事を「振る」と「任せる」の最大の違いは、裁量権や決定権がどこにあるかという点
あー、そういうことね。イラっとした理由がわかった。
わたしは、仕事を"任せて"ほしいんだ。
できそう、とかできそうにない、とか何を言ってきてるんだ、とも思った。
君がわたしのなにを判断してるんだ、と。
なんかめっちゃ上からに聞こえるし。
もしかしたら、こちらのことを気遣ってるのかもしれないけど。いやー、わたし、言い方に対してすごく反応するわ。
あと、ホームページ作りたいって、なんのホームページかくらい言ってほしいと思った。
この人はアパレルだったはずだから、それに例えると「服作ってほしいんだけど。」って言ってるけど、ウエディングドレスか、ダンスの衣装か、普段着用のシャツかを言ってないくらい、何も伝えてきてないと思う。
そこの依頼内容が曖昧(というか説明皆無だよなー)なこともお伝えしつつ。
わたしが一番反応してしまった"仕事を振る"という言葉について、もう一度考えてみた。
わたしは、作り手でいたい
「仕事を振る」の意味を今一度
仕事を「振る」という言葉には、「業務はやってもらうが、裁量権や決定権は仕事の依頼者である上司などに帰属している」というニュアンスが含まれています。
そのため、振られる仕事には単純作業や判断の必要ないものが多く、結果や進捗状況を逐一報告する必要があるでしょう。
"クライアントワーク"という、依頼してる人が上、お金出してる方が上、的な上下関係が嫌で、わたしは"チームワーク"を選んだ。
そのためのフリーランスだ。
わたしは、依頼主と同じ目線でいたいし、一緒に考えたい。
そうやって、ものつくりをしたいし、していたい。
わたしは仕事をするための道具ではなく、道具を使う使い手でもなく、一緒に作る作り手でいたいのだ。
たった二文の、あんまり深く考えてなさそうな軽いDMに、なにをここまで反応してるのか、と。そう言ってしまえばそうなのかもしれないけれど。
わたしは命を使って仕事をしているし、それくらいひとつひとつの仕事を丁寧に扱っていきたい。
"仕事"というものに対する人生の比重は人それぞれだから、なにがいいとか悪いはないのだけど、わたしはそのくらいなのだ、と。
だから、『軽いDM』というところにも怒りの感情が沸いたのだろう。
久しぶりに、イメージが沸かず、言葉だけ、頭だけで発信した気がする。
いつもは、もうちょっとハートも一緒に文章を紡ぎだしてる感じ。
あとで消しちゃうかもしれないけど。
こんなことを考えた自分も、いたよっていうね。
====== 追記 ======
この記事を書き上げて、最近交換日記をしてる友達にシェアしてみたら、またいろいろと気づきがあったので、追記。
尊重されることとか尊敬されること を感じられるお願いだと こっちも受け取りやすいのにね by HIKARI
知り合いだから頼む、みたいな
そこに「よっしー」がスキップされてるのはムッとくるよね by moyu
そうそうそう。
わたしはスキルだけ掬われて、わたしの性質や、わたしとあなただから作り上げられる何か、が見えないことが嫌なのだ。
お互いに、尊敬・尊重の意を持って、最適・最善のものが作りたいし。
想いや性質までも昇華して、制作したい。
noteに書く、書いたら2人にシェアする、ということが習慣化されてきている気がする。笑
心地よいテンポで、これが続いたらいいなぁ。