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【Voicy】#夢をカタチにするには 初心を忘れない。憧れの東京生活。(2021.11.1放送)

こんにちは、吉塚康一です。私は会社経営の傍ら近代史を研究し、「百年ニュース、毎日が100周年」という放送をお送りしています。本日はVoicy編集部が募集中の「#夢をカタチにするには」というテーマで放送を収録してみたいと思います。タイトルは「初心を忘れない。憧れの東京生活。」です。よろしければ最後までお付き合いをお願いします。

さて「#夢をカタチにするには」というトピックになります。私自身について振り返って考えてみますと、仕事の面では大きな夢にむかってまだまだ発展途上にあるわけですが、プライベートな面で考えますと夢が叶ったなと思えることも多いと考えています。

仕事の大きな夢と言いますのは、やはり自分の事業をしっかりと志に向けて発展させていくことです。2005年に三井物産を退職して私が創業した株式会社キュリエ、まもなくこの12月末で17期の決算を終えまして、18期目に入るところです。企業理念、いわゆるミッション・ビジョン・バリューでいいますと、最初のミッション、これが「夢」にあたる部分だと思いますが、弊社では「アフォーダブルでゆとりある世界に」と定めています。その実現のために、まだまだやることは山積しています。これからもその実現に向けて着実に前進していくつもりです。つまり大きな夢の途中であるわけです。

一方でプライベートでの夢ということになりますと、大変幸運なことに、過去思い描いていたことが、かなり叶っているなと思っています。まずは素晴らしい家庭を持てたことです。愛する妻と巡り合いまして、3人の子供にも恵まれました。そして東京に仕事と住まいを持っていること、これも新潟の田舎育ちの私にとっては、かなり大きな夢でありました。

思い起こすと中学生の頃から東京へのあこがれ、都会へのあこがれが強くなっていったと思います。私は1971(昭和46)年生まれですので、中学校に入ったのは1984(昭和59)年、高校に入ったのは1987(昭和62)年、大学に入ったのは1990(平成2)年ということになります。80年代に思春期を迎えた多くの同世代の人たちは、やはり当時のメディアの影響で、都会への憧れを潜在意識のなかに刷り込まれてしまったのではないかと思います。少なくとも私はそうでした。

大学も地元の新潟大学に行きましたので、上京したのは新卒で就職をしたときになります。三井物産の船橋寮に入りまして、東京でのビジネスマンとしての生活が始まったわけですが、当初は理想と現実のギャップに戸惑ったりも致しました。これもまた田舎から東京に出て来た人たちが世代を超えて感じる事かも知れません。田舎で思っていた東京暮らしは、実は幻想なんだなと知るというプロセスです。

それでもなお東京で生活の基盤が徐々に出来て、それなりに自分が都会に馴染んでいくと、やはり都会はいいな、自分に合っているなと思うことがあります。今は渋谷区の初台という場所に住んでいるのですが、東京オペラシティーのような若干無機質でスタイリッシュな場所もあれば、昔ながらの下町的な商店街もあって、たいへん住みやすいところです。またロケーションも便利で、新宿や渋谷、そして代々木公園や表参道も自転車でいける圏内です。

この週末も子供たちと一緒に代々木公園に遊びに行ったのですが、10代の頃に新潟の田んぼのなかで東京に憧れていた自分を思い出すと、今の自分の状況が不思議に思えてきます。やっぱり夢がかなったんだなと思えるわけです。

では夢がカタチになった原動力は何だったか。もちろん私はただ幸運に恵まれたに過ぎない、ということも言えるかも知れませんし、実際にそのように思うこともあります。しかし思い返せば、新潟から東京に出てきて以来、故郷新潟のことは常に心に思いつつも、慣れない都会で、仕事もプライベートも、いつも目の前のことに一生懸命取り組んでいたなと思います。どうしてそんなに一生懸命になれたのかと言えば、やはり初心を忘れなかった、正確に言うと、初心を忘れることが出来なかったからだと考えています。初心というのは、私が新潟の田んぼのなかから見ていた憧れの東京のイメージ、ということになります。

理想と現実のギャップは大きいのですが、それでもその初心のイメージが頭から離れなかったからこそ、よし!この東京で一丁がんばってみるか、という気持ちが今に至るまで途切れなかったのだと思います。理想と現実は全然違うよなーと思っても、簡単に失望したりせず、最初のイメージを心のなかでそっと大切に守り続けること、これが夢をカタチにする原動力だったんだなと、今振り返って気づかされたところです。

ということで、本日は「#夢をカタチにするには」「初心を忘れない。憧れの東京生活。」というタイトルでお送りいたしました。もしご参考になったのであれば大変嬉しいです。そして是非是非フォローを宜しくお願い致します。以上「100年ニュース」「毎日が100周年」吉塚康一でした。ご機嫌よう。


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