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竹岡式ラーメンの今後の呼称について
竹岡式ラーメンの今後の呼称について。
①広義の竹岡式ラーメンを『竹岡醤油ラーメン』とする。
②更に梅乃家のフォーマットを踏襲するラーメンについては『梅乃家式竹岡醤油ラーメン』とする。
※詳細については後述します。
まず、千葉県の誇る3大ご当地ラーメンといえば
・竹岡式ラーメン
・勝浦タンタンメン
・アリランラーメン
であることに異論のある方は少ないと思います。
この中の竹岡式ラーメンについて過去様々な論争が起きています。
・乾麺を使っていないのは竹岡式じゃない
・薬味に玉ねぎを使っていないのは竹岡式じゃない
・チャーシューの煮汁ではなくスープをちゃんと取っているのは竹岡式じゃない
などなど。
なぜこのような論争が起きてしまうのか。
原因はただ一つ。
ご当地ラーメンの一流派あることを鑑みず、当時の命名者が梅乃家さんのラーメンを基本フォーマットとし、竹岡式の定義付けをしてしまったことにあります。
梅乃家さんのラーメンは
・宮醤油でチャーシューを煮る
・都一の乾麺
・スープはチャーシューの煮汁のお湯割り
・薬味は玉ねぎのみじん切り
これに当てはまるラーメンを竹岡式と称してしまったがために、ご当地ラーメンとしての枠組みに論理的な破綻が起きました。
同じ竹岡の地で梅乃家よりも古くから営む鈴屋さんの捉え方です。
梅乃家のフォーマットとは全てが違うため、
鈴屋さんを愛している人も、梅乃家さんを愛している人も鈴屋さんは竹岡式じゃない、と言います。
そして鈴屋さん自身も『ウチは竹岡式じゃないよ』と仰っています。
いやいや、おかしいでしょう?
悲しくないですか?
竹岡の地で最も古くからラーメンを出されている鈴屋さんのラーメンが竹岡式じゃないなんて。
でも現状の竹岡式という言葉の使われ方からすれば鈴屋さんがそう否定されるのもごもっとも。
でも鈴屋さんのラーメンは竹岡の地に古くから根ざしたご当地ラーメンそのものなのです。
その上で、梅乃家さんも竹岡のご当地ラーメンの一つなのです。
ちょうど私がほぼ毎日投稿しているFacebookのグループ『千葉ラーメン部』の中で鈴屋さんを投稿した時にまたこの論争が起きました。
なんとかして鈴屋さんをリスペクトした形でご当地ラーメンとしての名称に変えたい。
その中で梅乃家のスタイルを一つのカテゴリーとして設けたい。
こう思っていたところ、千葉ラーメンブロガーとしての第一人者であるらんちばさんもこの呼称の再構築について千葉ラーメン部の中でディスカッションし一緒に考察して下さいました。
その結果、生まれたロジックが
①チャーシューの煮汁ベースの濃い醤油ダレのラーメンを『竹岡醤油ラーメン』とする。
②その上で梅乃家のフォーマットを踏襲するラーメンについては『梅乃家式竹岡醤油ラーメン』とする。
でした。
考察過程について詳しくはらんちばさんのブログをご覧下さい。
http://blog.livedoor.jp/lanciba/archives/52291033.html
今後はこの呼称を個人的に用いながら広めていくことで少しでも千葉のラーメンが正しく伝わるようにお手伝いが出来たらと考えています。
あくまで『個人的に用いながら』を基本的なスタンスとしてゆきます。従来の竹岡式ラーメンの記述を否定するものではないことをご了承下さい。