スタディサプリ『京都大学現代文対策講座』
【記事内容】柳生好之のスタディサプリ講座の内容を紹介します。京大現代文の「読み方」「解き方」「過去問演習」が行えるような講座内容になっています。
みんさんどうも、こんにちは。
スタディサプリ現代文講師の柳生好之です。
今回はスタディサプリ『京都大学現代文対策講座』について説明していきます。
1,「読み方」「解き方」を学ぶための前半5講
この講座は『東京大学現代文対策講座』と同時期にリリースされた私のスタディサプリデビュー作です。(当時は受験サプリ)
この講座でも「読み方」「解き方」を全5回の授業にまとめました。特に、第5講は小説文の「心情把握問題」の考え方をまとめたもので、センセーショナルな内容になったと自負しております。
「原因」→「心情」→「結果」という因果関係に注意して「心情」をとらえるということは一般的に言われていますが、「原因」の部分に「特殊事情」というものが重なる「結合原因の心情」に関しては、おそらくこの授業で初めて説明されたのではないかと思います。
第1講 傍線部内容説明問題
2011年前期理系第二問 林達夫「文章について」
第2講 傍線部理由説明問題
2010年前期文系第二問 上田閑照「宗教とは何か」
第3講 論理構造分析①
2007年前期文系第二問 中野好夫「多すぎる自己没入型」
第4講 論理構造分析②
2001年前期文理共通第一問 高階秀爾「近代美術における伝統と創造」
第5講 論理構造分析③
2002年前期文理共通第一問 高井有一「半日の放浪」
かつての京大現代文は短い文章で解答欄は大きいというもので、「何を書いて良いのかわからない」という受験生も大勢いたのですが、現在の京大現代文は極めてオーソドックスな出題となっています。基本的な考え方は東大とほぼ同じと言って良いでしょう。
2,「過去問演習」をするための後半5講
後半は設問をカットすることも、問題を選ぶこともなく、撮影当時の最新年度の問題から並べていきました。
第6講 2014年前期理系第二問
大庭みな子『創作』
第7講 2014年前期文理共通第一問
石原吉郎『望郷と海』
第8講 2015年前期理系第二問
清水幾太郎『流言蜚語』
第9講 2015年前期文系第二問
里見弴『私の一日』
第10講 2015年前期文理共通第一問
阿部昭『短編小説礼賛』
現代文の授業の場合、説明がしやすい問題、講師にとって都合の良い問題が並べられているという懸念を受験生は持っています。
ですから、「一切の作為が入っていない」ということを示すために、過去問を並べました。
前半で学んだ「読解法」が無作為に並べられた問題に通用するのであれば、それは本物です。
真偽の程はぜひ受講して確かめてください。
3、この講座の前に受けるのは
京大受験にはこの講座だけでも十分なのですが、もっと現代文のトレーニングをしたいという人がいるのであれば、この講座の前に「難関国公立大対策現代文」を受講すると良いでしょう。
こちらの講座も全10講になっていますので、京大現代文と合わせて20時間の授業になります。
予習復習の時間も加味して、50時間ほど現代文に割くことができるならば、ぜひ受講してみてください。
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