柳生好之の現代文プラチナルール
みなさんどうも、こんにちは。
スタサプ現代文講師の柳生好之です。
今回は『柳生好之の現代文プラチナルール』について解説します。
1,設問解法をテーマにした本
この本は現代文の参考書にしては珍しく「解く」という部分に特化しています。他の類書は「解法」と言っておきながら、実は「読み方」も混在しているものが多いです。また、解く手順も一定でない場合もあります。
『現代文プラチナルール』は「解く」というテーマに特化して、すべての問題を一定の手順解くことを重視しました。(もちろん他の柳生の本でも「解き方」は一定です)
このような本としては、かつて『現代文SOS』という本がありました。『現代文プラチナルール』は『現代文SOS』をより洗練させて、受験生にとって使いやすいものにしたうえで、書きあげました。
実はこの本、私が受験生のときに読んでいたものです。現代文講師になったとき「この本のエッセンスを受け継ぎ、よりブラッシュアップした本を書きたい」と思っていました。その思いがついにかなった瞬間でした。
2,あらゆる設問を一定の手順で解説
本書の最大の特徴は「あらゆる設問に指針と手順をつけること」です。実際の入試問題で「この問題はどうやって解こうかな」と考えていたのでは、時間がいくら合っても足りません。本文を通読し、設問文を見た瞬間に、「こういう手順で解こう」という方針をたてる必要があります。そしてその方針に従って、解答の根拠となる文を探すのです。
このように「設問文」に注目して「解法」を覚えるための本が現代文の世界にもあるといいなと考えていたのですが、担当の編集者さんとの話し合いでついに実現しました。
3,自分が苦手な設問に特化したトレーニングが可能
本来は『現代文プラチナルール』で方法論を学んでから『現代文ポラリス』などの問題集で実践を積み重ねていくのが理想です。しかし、入試まであまり時間がない、最短で現代文の成績を上げたいという方でも、使い方を工夫することによって役立てることができます。
例えば、問題集や過去問で「なぜか」の問題が苦手だということが分析できたならば、「なぜか」の問題だけをやることで効率的に点数を上げることができます。短期間で点数を上げるためにはこのような使い方も有効でしょう。
私が現代文講師を始めたときからの夢が『柳生好之の現代文プラチナルール』なのです。
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