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二酸化炭素をはきだして あのこが呼吸をしているよ

2016年1月3日オーケンののほほん学校にゲストで来てた一人のアイドルの子を知った、終演後チェキを撮った時に名前を聞かれ「私バカだから書いて覚えるね」と実際にマジックで手の甲に「よしゆきさん」と書いていた。俗に云う神対応を受けたのは人生初だったので印象に残った事もあり、その後の動向は都度Twitterで追っていたが紆余曲折あって彼女はグループも変わり2018年3月よりNaNoMoRaLというユニットで活動し2019年3月31日、新宿motionで1周年ワンマン「たちまち」をsoldoutで埋めた。

自分は他のバンドのライブで何度も満員の新宿motionは観てるし、NaNoMoRaLのライブは2018年の途中から通ってるけど…それでも、本当にこのワンマンに間に合って良かったと思えた光景だった。

NaNoMoRaLはボーカルの雨宮未來(右)とプロデューサー兼マニュピレーターの梶原パセリちゃん(左)という二人組のアイドルとしては異色のユニットだ。

何かの機会にパセリちゃんと話した時に「僕は『たま』みたいな音楽をしたくて愛媛から東京に出てきたんですよ」と言っていた。ナゴム好きなのでそれだけで「この人絶対良い人じゃん!」と思った…実際に彼の作り出す音は自分には心地良いし人間的にも良い人だったのが現場に通い続ける一因にもなってる。ボーカルの雨宮未來を知った切っ掛けもオーケンだったり色々とナゴム繋がりなのは偶然だろうか?

そんなNaNoMoRaLの1stアルバムのタイトルが「nisan ka tanso」で「吐き出す」がテーマなのだから本記事のタイトルに絡めたパセリちゃんの確信犯的ネーミングだと思ってるけど敢えて真相は聞かないでおこう笑

動画は「nisan ka tanso」のリードトラックでありライブでもここ一番で盛り上がる「ハジマル」

「また絶望ばかりしていました どんどん離れてく明日に きっと粉々に砕いてしまったせいだよ ほんと相変わらずバカだよな」

「それでも僕は泣きながら手を振る約束を交わしてる 足りなくなった幸せをいつものように掘り返してる」

「バイバイ絶望ばかりだった 今日も結局 繰り返す 嫌だなきっと 自分を探してしまったせいだよ ほんと相変わらずバカだよな」

パセリちゃんの歌詞は何処かペシミスティックな響きがあるけど、パセリちゃんや雨宮未來それぞれの迷いながら進んできた過去との決別にも感じるし、ともすればネガティブな響きに聞こえる部分も雨宮未來が笑顔で歌うと素直に受けとめられるのがキモだと思う。

結成一周年のワンマンで新宿motionを埋めた彼等が次に選んだワンマンのステージは11/11の渋谷WWW

吉田豪氏も南波一海氏も絶賛するユニットを少しでも多くの人に観て欲しい祈りを込めて書きました。

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