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ITリテラシーの一丁目1番地:インターネットに匿名はありません
「バレない」と思ってる、そこのあなたへ
インターネットにおいて、匿名を信じている人がいる。しかも意外と多い。
「俺はVPNを駆使してるし、捨てアカしか使わないから大丈夫」
「トイレの中からツイートしてるから足はつかない」
「インターネットは広い。私のことなんか誰も気にしない」
……そんな風に思っているとしたら、あなたは極めて平和な脳みそをお持ちだ。
これは良いことではあるが、ITリテラシーの1丁目1番地においては、非常に危険な考え方でもある。
なぜなら、インターネットに「完全な匿名」は存在しないからだ。
「捨てアカ」の向こうには…
たとえば、「捨てアカ」と呼ばれる匿名アカウントを作ったとしよう。
メールアドレスもフリーのものを使い、適当に名前をつけ、アイコンもデフォルトのまま。
「これなら誰にもバレない!」と意気揚々と暴言を吐く人がいるが、それはまるで、コンビニの防犯カメラを無視して万引きをする子どものようなものである。
なぜなら、インターネットは常に「記録」されている。
あなたのIPアドレス、アクセス時間、行動パターン……これらはすべて、サーバーやサービス提供者のログとして保存されている。
さらに、同じ端末から普段使いのアカウントと「捨てアカ」を操作していれば、アクセス情報の共通点からすぐに紐づく。
つまり、「捨てアカ」とはいえ、使い方次第では「バレバレの仮面」なのだ。
インターネットは「田舎の村社会」
インターネットは無限に広がる空間のように見えて、実態はとんでもなく狭い村社会である。
たとえば、Twitter(X)で何気なくつぶやいた投稿。
100人しかフォロワーがいなくても、炎上すればあっという間に10万人の目に触れる。
しかも、その投稿が「あなたらしい」言葉遣いやネタを含んでいれば、友人や知人はすぐに気づくだろう。
さらに悪いことに、一度ネットに出回った情報は永遠に消えない。
たとえ投稿を削除しても、スクリーンショットを取られたり、アーカイブに残ったりする。
要するに、「バレる時はバレる」のだ。
「ネットは無法地帯」だと思ってると痛い目にあう
かつて、ネットは「無法地帯」だと考えられていた時代があった。
しかし今や、法律はインターネットにも深く入り込んでいる。
誹謗中傷は訴えられる(発信者情報開示請求で特定される)
著作権違反は追跡される(違法アップロードはすぐにバレる)
匿名掲示板も匿名ではない(運営はすべてログを持っている)
実際に、ネット上での悪質な書き込みが原因で逮捕されたり、損害賠償請求を受けたりする事例は後を絶たない。
つまり、「ネットだからバレない」は幻想である。
「バレても困らない行動」を心がける
では、どうすればいいのか。
答えはシンプルだ。
「バレても困らない行動をする」
誰かを傷つけるような書き込みをしない
違法なことに手を出さない
ルールを守る
良識ある発言を心がける
要するに、リアルの世界と同じように「人としてちゃんとした行動」を取るだけでいいのだ。
まとめ:インターネットは「記録の世界」
ネットの世界は広大に見えて、実は「記録」と「繋がり」の塊だ。
匿名だと思ってやったことも、意外と簡単に紐づくし、長期的には自分の首を絞めることになる。
インターネットに完全な匿名性はない。
だからこそ、「バレても困らない生き方」を心がけることが、ITリテラシーの一丁目1番地なのである。
これは初めてインターネットを使い出したときに、先生から習ったことです。
以下の漫画を読んで、当時を思い出しました。ネットの匿名での誹謗中傷に対する名誉毀損訴訟を扱ってます。↓