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【GPTs】 暗闇写真から野生動物の行動検知 - GPTによる農地の害獣対策


はじめに - このアプリケーションの目的と主な機能

私たちは日々、自然と共生しながら生活しています。
しかし、時に野生動物と人間社会の境界が曖昧になり、両者の利害が対立することがあります。
特に、農業や園芸の現場では、野生動物による被害が深刻な問題となっています。
そこで夜間の野生動物活動を効率的に低コストで監視できるGPTを開発しました。

このGPTは、ユーザーが撮影した暗闇の写真を入力することで、写真内に写る野生動物の種類や数、行動を判定します。
これにより、農家が自身の畑や菜園の状況を把握し、適切な害獣対策を立てることができるようサポートしたいと考えています。

本記事では、事例を3つご紹介します。
暗闇の写真からAIがどのように判定するか、肉眼での判定と比べていただければと思います。

使い方はシンプルです。以下のように一見真っ暗な写真をGPTに入力するだけです。すると害獣の種類、数、状態に関する判定結果を出力します。

以下のリンクからお試しいただけます。
(ChatGPT Plusへのご加入が必要です。)

では、以下早速見ていきましょう。

事例①

この写真には何が写っているでしょうか?
(画面をMAXに明るくすると見えるはずです。)

肉眼では何が写っているか判別するのは厳しいですね。
以下がGPTの写真判定の結果です。

害獣の検出結果:
種類    量  状態
ニホンザル 複数 木の枝にとまっている
画像には木の枝にとまっているニホンザルが複数確認できます。彼らは樹上でリラックスしているか、周囲を警戒している様子が見受けられます。

正解はこちらです。

事例②

何が写っているでしょうか?

GPTの写真判定結果です。

害獣の検出結果:
種類 量  状態
シカ 1頭 森林内を移動している
画像には森林内を移動している1頭のシカが写っています。

正解はこちらです。

事例③

何が写っているでしょうか?

GPTの写真判定結果です。

害獣の検出結果:
種類   量  状態
イノシシ 複数 森の中で草を食べている
画像内にイノシシが複数確認できます。これらの個体は自然の環境で草を食べる様子が観察されます。

正解はこちらです。

まとめ

以上、3つの事例をご紹介しました。
何と全問正解でした。

このGPTの活用方法として想定しているやり方は、このようなものです。
使っていない中古のスマホに、定期的に写真撮影を行う(=自動スナップショット機能を持つ)アプリをインストールし、農地や菜園の周囲に設置しておいて、翌朝このGPTに写真を判定させれば、AI監視カメラ(トレイルカメラ)よりはるかに低コストで夜間の害獣の活動を把握できます。
それによって仕掛ける罠や餌を変えて、害虫駆除の手がかりにできると考えます。

市販の高級な監視カメラが害獣をどれほどの精度で判定できるかは分かりませんが、高額ですから実際に購入するのはこのGPTを使ってみてからでも良いかもしれませんね。

必死に生きている野生動物を「害獣」と分類するのは心苦しいのですが、そこにはあえて触れないでこの記事を締めたいと思います。

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