【SearchGPT】使えるまでには、もう少し待たされます。
OpenAIからのメール
Hi,
Thanks for signing up for the SearchGPT waitlist. We’ve had an overwhelming response and have filled the initial spots for the prototype. While we can’t offer you an invitation right now, we’ll reach out as we expand access.
Beyond the prototype, we’re excited to update you when we bring the best of SearchGPT into ChatGPT.
Thanks,
– The OpenAI Team
（日本語訳）
こんにちは。
SearchGPTウェイティングリストにご登録いただきありがとうございます。圧倒的な反響があり、プロトタイプの初期枠は埋まりました。今すぐにはご招待できませんが、アクセスを拡大する際にはご連絡いたします。
プロトタイプが完成した後も、SearchGPTの長所をChatGPTに取り入れたら、またお知らせしたいと思います。
ありがとうございます。
- OpenAIチーム
「待つことの美学 ー SearchGPTウェイティングリストに参加して思うこと」
ああ、ウェイティングリスト。どうしても参加したい気持ちと、ドアの向こうに広がる新しい世界への期待を胸に秘め、何百人、いや何千人と並ぶその列の一部となる。しかし、今回は違う。今回は「SearchGPTウェイティングリスト」だ。名前だけでももう、知的好奇心が掻き立てられる。そしてやっとのことで「サインアップ完了」のメールを受け取り、私の心は一瞬、ほんの一瞬、歓喜に満たされた。
ところが、それは長続きしなかった。
「圧倒的な反響」とは素晴らしい表現ではないか。なんという前向きで、まるで世の中すべてが祝福されているかのような響きだろう。もちろん、それに含まれるのは「あなたではありません」という暗黙のメッセージだが、誰がそんなこと気にするだろう？ まるで、レストランで「すべてのテーブルが満席です」と言われるのに近い。いや、「満席」どころか、「満席だけど、あなたのテーブルだけは用意されていません」と言われる気分だ。
「プロトタイプの初期枠は埋まりました」
これもまた美しい表現だ。まるで、初期枠に選ばれた人々が秘密のエリートクラブに入ったかのように聞こえる。残念ながら私たちはそのクラブには属していない。それでも、彼らがその栄光の中で楽しんでいる姿を想像しながら、「アクセス拡大の際には連絡します」という淡い約束にしがみついている。
でも、待ってほしい。ここで注目すべきは、「今すぐにはご招待できません」という表現だ。この「今すぐには」という言葉には、何か希望が含まれているような気がしないだろうか？ 明日かもしれない、いや、来週かもしれない…いやいや、下手したら来年の可能性もゼロじゃない。でも、あくまで「今すぐではない」だけだから、希望は残されている。人類は希望で生きているのだ、と自分に言い聞かせながら、この言葉を反芻するのが、ウェイティングリストの参加者としての正しい態度である。
さらに興味深いのは、彼らが私たちにとってまるで「残り物には福がある」と言わんばかりに、「SearchGPTの長所をChatGPTに取り入れたらお知らせしたい」 と言ってくれている点だ。つまり、「まあ、今は無理だけど、将来的には、他のものと一緒にしたバージョンを君にもちょっとお見せするかもね」ということだ。なるほど、心が温まるお知らせだ。まるで豪華なフルコースディナーのデザートタイムだけを想像していたら、「まあ、あなたには冷蔵庫に残っていたアイスクリームを出してあげますよ」と言われるようなものだ。
結局のところ、私たちは「招待されない」という現実を受け入れ、次のステップとしてこの苦い真実を楽しむ方法を見つけなければならない。だって、何より大切なのは、彼らがわざわざ丁寧に「待っていてくださいね」と言ってくれたことだ。どれだけ待つかは教えてくれなかったけれど、待つこと自体が重要なのだと教えてくれた。そう、まるで待ち時間がこのサービスの一部であり、私たちがその時間を通じて成長し、何か偉大なものを手に入れる準備をしているかのように。
だから、ありがとう、OpenAIチーム。私たちは、あなたたちのプロトタイプの一部にはなれなかったけれど、待ち続けることで、確実に精神的に鍛えられる気がしてきたよ。
待つことの美学。これこそが、SearchGPTウェイティングリストに登録した私たちが手に入れた真の成果なのかもしれない。いや、冗談じゃなくてね。本当に。
（今回のシニカルな文章は、全文私が開発したGPT『シニカルライター』が書きました。このGPTもいずれ公開します。）
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