【ChatGPT】 ChatGPTを使ってテストを受けるとバレます
元記事:
生成AIでテストに回答したらばれます
この記事によると、ChatGPTを使用して一般化学の選択式試験で不正行為を行うことが、特定の統計手法を用いることで検出できることが明らかになりました。
フロリダ州立大学の研究者たちは、学生とChatGPTの試験結果を比較し、ChatGPTを使用した場合の特徴的なパターンを特定することができました。
この研究は、従来エッセイや記述式の試験に焦点を当てられていたAIを利用した不正行為に、新たな視点を提供しています。
特に興味深いのは、この研究が選択式試験でのAI不正行為の検出に焦点を当てた初めての取り組みであるという点です。
研究者たちは、ChatGPTが難しい質問には正確に回答する一方で、簡単な質問には誤った回答をするという一貫したパターンを見つけました。
これにより、ほぼ100%の精度でChatGPTによる不正行為を検出できることがわかりました。
研究で用いられた「Raschモデル」と呼ばれる手法は、試験の質問の難易度と学生の能力を分析し、ChatGPTの応答パターンが学生のそれとは異なることを明らかにしました。
これは、今後他のAIチャットボットにも応用できる手法として注目されています。
AIの挙動を統計学が見抜くアイロニー
皮肉なのは、生成AIの回答かどうかを見破ったのは、生成AIではなく、伝統的な統計的手法だった、ということです。
2023年から生成AIブームがやってきて、コロナ前から日本の大学で始まったデータサイエンス学部乱立ブームとデータサイエンティストブームは去ったようにも思われます。
しかし、統計学と統計的手法は実用性が高く、一生役立つ知識なので、ベーシックな部分はみんなが学んだ方が良いです。
元々統計学は、為政者が国民をコントロールするためにできた学問であるため、知っておくと政策の意図がなんとなくわかるようになるのもメリットです。
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