湘南ものがたり 鎌倉 川喜多映画記念館
鎌倉に川喜多映画記念館があるのはご存知でしたか?
正直私は知りませんでした。
日本映画の発展に大きく貢献した川喜多長政・かしこ夫妻の
旧宅跡に映画文化の発展を期して平成22年4月に建設されました。
川喜多長政・かしこ夫妻といってもピンと来ない人たちも
多いですね。
それでは川喜多長政・かしこ夫妻とはどんな人なんでしょうか。
川喜多 長政(かわきた ながまさ、1903年4月30日 - 1981年5月24日)は
映画製作者、輸入業者。国際的映画人として、とくにアジアでは
絶大な信用を有した。
妻で長政以上の国際的知名度を持つ「日本映画の母」かしこ
娘の和子(伊丹十三の最初の妻、のちにフランス映画社社長の
柴田駿と結婚)とともに「川喜多家の三人」として記憶される。
名の長政は、歴史好きの父がアジアに飛躍するようにと
山田長政から付けたとされる。
今日も川喜多一族の名は財団法人『川喜多記念映画文化財団』
として映画界に燦然と輝いている。
同法人は、日本映画の芸術文化の発展に甚大なる功績を
残した映画人等に対して毎年「川喜多賞」を贈り
表彰していることで有名である。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
これではわかったようなわからないような
で漠然としていますね。
川喜多長政・かしこ夫妻とはどんな人かと簡単にいえば・・
映画史上不朽の名作と言われている数々のヨーロッパの
映画を輸入し日本人に紹介した人ですね。
どんな映画なの?
天井座敷の人々・・第三の男・・禁じられた遊び・・黒いオルフェ等
川喜多長政・かしこ夫妻の存在があればこそ日本人は
ヨーロッパの映画という文化を知ることができたんですね。
又、逆に七人の侍・・雨月物語など数多くの日本の映画を
海外に紹介し日本映画の普及に努めたご夫妻でした。
ですからあの時代の珍しい国際人だったんですね。
鎌倉駅からは意外と近いんですよ。
小町通りの一番奥から1本道を入ったところにあります。
元川喜多邸だった場所に建つ映画記念館です。
昔の映画のポスターなど懐かしい資料を見ることができます。
時々古い名作映画の上映をやっているので
ぜひ鎌倉 川喜多映画記念館に寄ってみてください。