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監査法人からベンチャー経理に転職して思ったこと

監査法人からベンチャー経理に転職して2週間経ちました。

月並みな表現ですが、「刺激的な日々」を過ごしています。

今回は、監査法人から経理に転職してみた感想をnoteにします。

✅1.自己紹介

詳細な自己紹介は別記事に譲りますが、前提を知っていただくために簡単な経歴を書きます。

・大学在学中に公認会計士試験に合格
・新卒で監査法人(Big4)に入社
・監査法人でリーダー(インチャージ)を4社担当
・IPOを目指すベンチャー経理に転職(←いまここ!)

✅2.監査法人の経験が生きていること

では早速、監査法人の経験が生きていることから書きます。

2-1.会計処理の判断

今は1番ここで強みを生かせている気がします。

発生した取引に対して、「この仕訳で合っているか?」「この契約書の条件だといつ売上を計上したら良いか?」といった問い合わせが多く来ます。
(初日のオリエンテーション後いきなりありました!笑)

いろいろ質問を頂けるのは、「誰かのためになっている」実感があるのでとてもやりがいがあります。

「白を白、黒を黒」というのは簡単ですが、やっぱり判断に迷うものは難しいなと感じます。
ここは会計士としての腕の見せ所ですが、経理側に立つとそういったものが結構あるなと感じます。

まだ上席者や監査法人に判断を委ねることが多いですが、経験を積んだり会計知識のブラッシュアップしたりすることで、良い判断ができるようにしたいです。

2-2.業務フローの整備(内部統制の構築)

ベンチャーならではと思いますが、業務フローが整備中(あるいはない)ことが多々あります。

監査法人時代にいろんな会社の内部統制を見てきたので、現状の業務フローを見たときに、「こういうフローに変えた方がよい」「このフローにはこれが必要」といったものが多く思いつきます。
(監査法人のいろんな会社を見れる経験というのはすごくいいことだと思います!)

IPOに向けては避けては通れない道 & 自分の強み・バリューだと思うので、どんどんアウトプットをしたいです。

2-3.あるべき姿と現状のギャップを埋めること

マインドセットの話になりますが、会計士ならではの強みです。

監査法人の仕事の大半は、実際の処理と会計ルールに従った場合のあるべき姿を比較して、ギャップがあれば「こういう仕訳が必要です」とジャッジすることです。

また、会計士試験でも、合格に必要な知識と現状を比較することで、何が不足しているか、どうやってギャップを埋めるかというのを繰り返し行ってきました。

いわゆる「逆算志向」です。

監査法人時代もこの考え方は生きてましたが、0→1を作るベンチャーではより重要だと感じています。
(たぶん監査法人のときより求められる)

2-4.おそらく今後生きるだろうと思うこと

今後自分が携わるであろう開示業務や監査法人、税理士との折衝もこれまでの経験をフルに生かせるかなと考えています。

✅3.大変なこと

3-1.業務のスピード感

監査法人時代も忙しかったですが、個々人が決められたタスクを淡々をこなしていく感じだったので、自分のタスクが終わればOKでした。

しかし、ベンチャー企業は通常業務とは別にすべきことが無限にあります。
(例えば業務フローの整備とか)

しかも、経理だけでなく、営業や法務など他部署を巻き込んでやることも多いです。

限られた時間のなかで圧倒的なスピード感で動くというのが、監査法人とベンチャー経理で1番のギャップかなと感じています。
(私は今の方が好きです)

3-2.キャッチアップ

転職人材は基本的に即戦力が求められているので、どんどん自分でキャッチアップする必要があります。

会社のビジネスはもちろん、業務フロー、会社の課題、人間関係などいろんなことを自分で掴みに行く必要があります。

大企業と違い、ベンチャーはかっちりとした研修があるわけでもないので、オリエンテーション後いきなり「よろしく!」という感じです。

まさに「大海原に放り込まれた」
そんな感じです。

そのため、どんどん声を上げないと(=当事者意識を持って動かないと)、置き去りにされるな(=自分のバリューが出せない)と初日に危機感を覚えました。
(今の環境の方がより当事者意識を持って動けるので好きです)

✅4.おもしろいこと

4-1.0から1を作ること

監査法人時代は、クライアントが作ったものに対して指摘をする、あるいは決まったひな形を基に社内資料をつくることが多かったです。
(1.0→1.1にするイメージ)

しかし、(何度も書いているように)ベンチャーはいろいろ整っていないので、自分で0→1を作る必要があります。

転職活動のときに「ベンチャーは0→1の経験ができる」とよく聞いていましたが、実際にやってみて自分に合うなと感じています。

性格的に(クリエイティブと言ったら大袈裟ですが)何か作るのが好きなので、やっていてすごく楽しいです。

Youtubeの動画を作ったり、プログラミングで動くものを作ったりするのが楽しかったので、そういうものが好きなんだなと改めて思いました。

✅5.まとめ

以上、監査法人からベンチャー経理に転職した感想をまとめました!

この記事が転職活動をしている方などの参考になれば幸いです!

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よしとも 公認会計士×スタートアップ 経営管理部長×馬主を目指してます!
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