移住して1年が経過しました。
昨年の4月に千葉県から広島県大崎下島に移住してきて、もう1年以上が経過しました。この1年間を振り返ると楽しいこともあれば、うまくいかないこともたくさんありました。しかし、移住しなければ良かったと思ったことは一度もありません。
1年間を通して、島でしかできない体験をたくさんさせていただきました。まずは農家さんのお手伝いです。私は北海道出身ですが農作業を1度もしたことがありません。この瀬戸内海では柑橘栽培が主要産業であり檸檬畑や蜜柑畑などが島中にあります。繁忙期は冬のため、収穫時期は私も仕事の合間に、知り合いの農家さんのお手伝いをさせてもらっていました。海と柑橘畑の眺めは最高で本当に貴重な体験をすることができました。
柑橘畑は急斜面の段々畑になっています。この形が海風をよく通し甘みが増すようです。写真の畑も相当な急斜面ですが80代のおじいちゃん、おばあちゃんはいとも簡単に入って収穫していきます。何十年とやられているので足腰の力が本当に強いんだなぁと感心していました。
お手伝いをすると、お礼と言って確実に1人では食べきれない檸檬や蜜柑をこれでもかというくらいもらいます。更に言うと、手伝わなくともご近所さんからたくさんもらいます。1人では食べきれないので実家に送ると、親からはとても感謝されました。
しかし、実家の北海道に送るので送料はばかになりません。(泣)
そして、島と言えば夏です!
去年の夏は本当に熱くうだるような暑さとは正にこのことだと思いました。瀬戸内は降水量が少なく梅雨明けから丸々1か月間、1度も雨が降りませんでした。地元の方も言っていましたが異常だったそうです。私としては晴れた日が続き嬉しかったのですが、農家さんからしたら大変なできごとです。
ほとんど、水などを与えずとも成長していくみたいなのですが、さすがに水をまいたようです。それくらい昨年は雨が降りませんでした。
私自身は月に1回程度BBQやキャンプファイヤー、毎週海に出かけ泳いだり、SUPをしたり、夕日を眺めたりと島を満喫していました。瀬戸内海は潮の流れは速いのですが波がほとんど立たず、風がやめば本当に湖のように穏やかさになります。その景色も何とも言えません。
今年の夏も大いに満喫してやります!!
この景色に出会えただけでも移住してきて良かったなと感じます。何回見ても飽きない景色です。今年もどんな景色に出会えるか楽しみでしょうがありません!
景色も良いのですが、人も良いです!
都会とは違い、みなさんとても暖かいです。移住当初は少し警戒されていましたが、それも数か月経過してしまえば孫のように接してくれます。余った野菜をいただいたり、家具や家電がないと言えば家に余っているものをくれたりと本当に助けていただいています。
私は移住の際、大きいキャリーケースとリュックの2つしか持ってきていません。あとは、引っ越しの時に売ったり、廃棄したりと手荷物を最小限にして移住してきました。本当に何もない状態からのスタートでしたが、ものの2週間で冷蔵庫やテレビ、テーブル、ソファ、洗濯機などすべてが揃いました。また、借りた家はもともとタンスなども常備してあり収納も余るほどあります。
何より、1人暮らしなのに2階建ての古民家に住んでいます。
家賃は何と17,000円/月です。
これでもこの地域の相場では高いようです。
ちなみに相場は10,000円/月です。
大崎下島に来て1年間以上経過しましたが、楽しくのんびり生活しています。仕事も大切ですが、本当に自分のやりたいことを見つけることはもっと大切なことだと島に来て学びました。と言っても、やりたいことはまだまだ模索中なのですが・・・。
都市部では、緊急事態宣言や蔓延防止措置など騒がしいですが国民の我慢はとっくに限界を迎えています。
当然のことです。
こういう世の中なので、移住も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
移住した私から言えることは、都市部には都市部の良さはあり、田舎は田舎の良さがあります。しかし、ほとんどの人は田舎暮らしをせずに敬遠します。
1度生活してみてください。
人らしさが戻ります。私も1年で人らしくなったように感じます。
もしご相談やご質問がある方はご気軽にどうぞ。
私は独身ですが家族で移住してきた知り合いもいます。
移住を検討している方や、したいけど何かと不安を抱えている方がいれば、いつでもご相談ください!!
それではまた次回!!