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島の看護記録vol.47

本日は、曇り時々雨でした。雨のせいか昨日と打って変わってとても寒い1日でした。暑くなったり寒くなったりと寒暖差が激しく体調を崩しやすいので気を付けたいと思います。

コロナウイルスですが緊急事態宣言はなくなりましたね。これで事態は収束に向かうかはわかりませんが、今回の一件で感染症への危機感はとても強くなったと思います。ここから学ぶべきことはあたくさんあったと思います。私としては医療人材の不足が1番気になるところではあります。今回の件で明らかに医療者が不足しており問題であることは痛いほど周知されたと思います。これはコロナウイルスが蔓延しただけが理由ではありません。日本は慢性的に医療人材は不足しています。潜在看護師が71万人いて2025年には看護師が30万人ほど不足すると言われています。大問題です。テクノロジーでどこまで解決できるかわかりませんが、不足することは間違いありません。この問題を解決するにはどうしたら良いのか。解決するには国がどのように動くのか。社会保障費は日本は1/3ほど予算を割いています。これ以上、増やすことはできないです。医療者不足の観点では今後外国人の医療者が増えます。介護現場では実際に増えています。看護師も今後増えていくでしょう。

世界の人口はどんどん増えていますが日本はどんどん減っています。人口比率に対して高齢者がとても多いです。そして病院の数も日本は人口に対してとても多いです。その時点で医療者が不足するのは目に見えています。僻地は特に医療が提供されにくい状況です。以前も日記に書きましたが、訪問に行きたくても採算が合わず行けないところはあります。もどかしさが残ります。僻地での訪問看護ステーションを立てて生計を立てていくのは本当に困難であることは身を持って感じています。医療施設とは言え、医療だけの提供では継続するのは困難です。需要は確実にありますが、利用者を増やすのが難しいです。都市部だと、訪問看護ステーションを立ち上げると多くの事業所は3年以内に廃業します。需要はあるが、それだけ継続が難しいのです。

コロナウイルスの影響で面会禁止の施設がたくさん出てきています。そこで取り組みとしてオンラインでの面会サービスを実施している施設が増えています。この取り組みをやってみてはどうかという話しをしています。ただ、訪問して利用者さんと話すのは良いかもしれませんがオンラインで家族も交えて話しをすると家族も本人も安心できると思います。島で暮らしている方たちはただでさえ、子供やお孫さんに会う機会は少ないです。コロナウイルスの件で余計に会えない状況になっています。まだ、ニーズ調査はしていませんが無料のツールはたくさん出ています。試験的にでも始められるように、資料作りをしています。

このサービスは僻地で暮らしている方々には需要があると勝手に思っています。看護とは別に独自のサービスを展開する形になるかもわかりません。医療施設だからと言って医療だけで収益を立てれる時代ではなくなっています。多方面の分野で医療を絡ませることにより新しいサービスが生まれるかもしれません。しかも僻地に特化したものです。当たり前のことですが、都市部より地方の方が圧倒的に多いです。地方と言ってもひとくくりにはできませんが。ある経営者が地方創生は東京でもできると言っていた人がいます。それは無理だと思います。ある程度改善はしますが創生まではいきません。やはり現地に来て課題を肌で感じる必要があります。それは自分自身も感じています。

全然まとまりなく、何を言いたいのかわからない日記ですがご勘弁ください。笑

それでは今日はこの辺で。

また明日。

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